西北建物探訪 レトロまちあるき

 

2013/5/30 木曜日

 

  近年、文化的価値のみならず観光資源として注目されている近代建築。西北地域でも、弘前市で多くの近代建築を手掛けた名工・堀江佐吉の手によるものや、その流れをくむとみられる建築が存在。同地域のレトロな建物を全5回にわたって紹介する。

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木造中央公民館講堂

 

シンプルで重厚な木造中央公民館講堂の外観
天井などに凝った意匠が見られる内部

  つがる市木造曙の木造中央公民館講堂は、旧制木造中学校講堂を現在も使用しているものだ。市教委によると、1926年築、木造モルタル平屋建て。設計者、施行者ともに不明なものの、堀江組によるものと推測されている。
 外観はシンプルで、内部の天井部分や照明器具などに洗練された装飾が見られる。公民館関係者によると、県外から建物を見学に訪れる人もいるという。92年に市指定文化財となった。

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鶴田町歴史文化伝承館

2013/5/31 金曜日

 

昭和初期の木造の小学校舎を残した鶴田町歴史文化伝承館

 鶴田町には昭和初期に建てられたレトロな木造校舎が存在する。2004年に閉校した旧水元小学校舎で、町教委によると正面建物は1936年築。一部は明治時代のものだという。NHK大河ドラマ「いのち」のロケ舞台にもなった。
 閉校後も地域のシンボルとして存在を惜しまれ、2008年に町歴史文化伝承館としてオープン。期間限定でレストランも設けられた。現在も町に申し込めば、内部を見学することができる。

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布嘉御殿

2013/6/1 土曜日

 

商都五所川原のシンボル「布嘉御殿」を再現した大型模型

 五所川原市一ツ谷には、「布嘉御殿」の大型模型が展示されている。御殿そのものは1896年築、施工は堀江佐吉。赤れんがの塀に囲まれた和洋折衷の様式で、かつて商都五所川原のシンボルとして威容を誇った。
 1944年の大火で焼失したが、当時の写真などを用いて4年がかりで大型模型に再現、2009年に完成した。ミニチュアながら横8メートル、高さ2.5メートルの大きさ。模型は商都五所川原歴史館「布嘉屋」で見ることができる。

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旧高谷銀行本店

2013/6/3 月曜日

 

 
凝った装飾が目を引く旧高谷銀行本店の外観

 つがる市木造千代町の中心街に位置する旧高谷銀行本店(現・盛農薬商会倉庫)。市教委によると建築年は不明だが、大正初期とみられる。設計者は堀江佐吉の弟・堀江豊吉で、施工者は堀江組。木造2階建て。
 現在管理する盛農薬商会によると、かつては屋根が瓦で外壁は板だった。窓周辺の見事なデザインが目を引く。内部は改造も進んでいるが、木をくりぬいた欄間装飾や、これにはめ込まれたすりガラスなども現存する。

 

 

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斜陽館

2013/6/4 火曜日

 

明治期の和洋折衷の木造建築としても価値のある斜陽館

 作家太宰治の生家として有名な、五所川原市金木町の旧津島邸。現在は太宰治記念館「斜陽館」として公開されている。太宰の父・津島源右衛門が堀江佐吉に設計を依頼したとされる豪邸で、1907年に完成した。
 青森ヒバを中心とする木材を使用した、重厚感のある木造一部2階建て住宅。和室のほか洋間、踊り場付き階段も設けられている。昭和に入ってから旅館としても使用された。2004年に国重要文化財に指定。

 

 

西北建物探訪 レトロまちあるき・完

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