ひな祭りの宴(うたげ)の後か。奥の間まで詠み込んでいるので、賑(にぎ)やかだった様子が浮かぶ。雛(ひな)の膳ならぬカレーが、子供らの光景と気さくな仲間を想像させよう。
合同句集『津軽』2より。
2021/3/3 水曜日
ひな祭りの宴(うたげ)の後か。奥の間まで詠み込んでいるので、賑(にぎ)やかだった様子が浮かぶ。雛(ひな)の膳ならぬカレーが、子供らの光景と気さくな仲間を想像させよう。
合同句集『津軽』2より。
2021/3/2 火曜日
高校の運動部の中では野球部への関心がもっとも高い。球児も期待に応える。統制も取れているから行事の手伝いもお手のもの。その後輩の様子に卒業の先輩も嬉(うれ)しいのだ。
『渋柿園』第548号より。
2021/3/1 月曜日
甘納豆でなくとも「うふふふふ」は3月のさざめきとして俳人に共鳴しているようだ。この春色は桃色か。強調してショッキングピンクか。ただ句はコロナ禍前でマスクなし。
『青森県句集』第31集より。
2021/2/28 日曜日
晩のおかずは任せろ、と意気込んだが釣果はゼロ。帰りに魚屋に寄るという噺(はなし)はある。この時期の釣りの狙いは烏賊(いか)だったのだろうか。ともかく頑張った自分の晩酌用にと。『県現代俳句年鑑』2020年版より。
2021/2/27 土曜日
春先に鶯(うぐいす)の鳴き声を耳にすることは滅多にない。ただ時期として鶯餅は出回る。家が近くなって梅の蕾(つぼみ)でも眼(め)に入ったのか。例年のパターンで、やっぱり買って帰ろうと。
『千青』第26号より。