陸奥新報

　○…Ｍ社花の都支社のＮさんはプロ野球ファン。「きょう開幕だばって、ジェンコ賭げだとが、とんでもね話ばがりで、なんが盛り上がねな」と愚痴る。
　○…同僚は「開幕してまればペナントレースに夢中で、賭け事だの忘れでまるね」。Ｎさんが「んだべが」と言うと同僚は「んだって。なんなら賭けでもいいや」。（璃）

　◯…自宅でＢＳ放送を視聴できないＡさん。どうしても見たい番組の録画を同僚のＢ子さんに頼んだが後日Ｂ子さんは収録ＤＶＤを手に、なぜか「一度持ち帰ります」。
　◯…Ａさんが理由を尋ねると「旦那のＤＶＤだから、他に変なもの入ってないか心配で」。Ａさん「大丈夫だね。入ってだら、わさ対するプレゼントだね」。（歩）

　○…ある日、Ｈ市の保育園児Ｋちゃんが「将棋を覚えたい」と言うので、父のＡさんが教えることになった。
　○…Ａさんはそれぞれの駒の動かし方を教え、「角は斜めさ何ぼでも動がせるばて、前と横さは進まいねはんで」と説明。すると、Ｋちゃん「じゃあ、前に進みたくなった時は駒を斜めに置けばいいんだね」。（湯）

　○…転勤が決まってから送別会続きのＡ市の会社員Ｍさん（４５）。酒を勧められると断り切れず、飲み過ぎの毎日。「最近、記憶ねぐなること多いな…」と反省しきり。
　○…「ねぐしたのが記憶だげだば、まだいいばってな」と上司のＨさん。「オメだっきゃホンズもヤズもねぐしちゅはんで、取引先の信用もねぐなっちゅうや」。　（も）

　◯…Ｈ市Ｍ社のＳ氏（５７）が目を真っ赤に腫らし出社。「どしたんズ？　その目」といぶかる同僚にＳ氏「何でもネじゃ」と平静を装う。実は恩師が急逝し、弔問に訪れて号泣したというのが真相。
　◯…同僚が「絶対に大泣ぎした目だヤ」と、なおも疑うため、Ｏ局長もつい悪のり。「これが、いわゆる“号泣嫌疑”ズやづだナ」。（辺）