冬夏言

 

2019/8/11 日曜日

 

岩木山登山とヨガを組み合わせたユニークなイベントが岩木山で行われた。それぞれの専門家がリードしてくれるため、「登山を始めたい」「健康のために」という初心者が運動を楽しむ機会として、定員をオーバーする人気ぶりだった▼8月11日は山の日。山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝するための祝日として、2014年制定、16年に施行された▼日本山岳ガイド協会認定登山ガイドの工藤秀友さん(45)によれば、約10年前の「山ガール」ブーム後も、引き続き登山に関心のある人は増えているという▼津軽の人が身近に感じている岩木山も頂上までの道は岩場などもあり険しいが、9合目まで車やリフトで登ることができ、ガイドらが一緒であれば、初心者も登ることができるとのこと。真っ青な空と深い緑に囲まれた山の風景を眺めていると、初心者ながら今夏は登山に挑戦してみようかという気持ちになる▼ちなみに来年の山の日は、東京五輪に合わせて移動し、五輪閉会式翌日の8月10日になるそうだ。連日の応援で、なまった体を山で癒やすのもいいかもしれない。

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2019/8/10 土曜日

 

7月下旬から暑い日が続く津軽地方。弘前市では18日連続で最高気温が30度を超える真夏日を観測。まだまだ暑い日は続きそうで、体調管理には十分注意しなければならない▼快適に過ごすためには、暑さ対策グッズに頼るのも一つの手。最近は携帯型の扇風機がブームとなっており、首に掛けられるタイプまで出ている。冷たさや涼しさが感じられる寝具、衣服などの売れ行きも好調なようだ▼食事にも気を付けた方が良さそうだ。夏場は食欲が衰えるため、そうめんなどで済ませがち。料理をするのは面倒だが、スマートフォンで調べれば電子レンジだけで作れる料理も多い。バランスが取れた食事を心掛け、夏ばてを予防したい▼10日からお盆休みに入り、家族や友人と行楽に出掛ける人も多いだろう。経口補水液や塩あめといった熱中症対策グッズを持ち歩くなど、万全の備えで楽しい夏の思い出をつくってほしい▼何はともあれ、最も重要なのは十分な休養を取ること。疲れている時は少しぐらいなら手抜きをしても構わないはず。体調が悪いと思ったら無理をしないことが肝心だ。

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2019/8/9 金曜日

 

1945年8月9日午前11時2分、長崎市に原爆が投下された。この日から同年末までに、約7万3884人が核の炎の犠牲となった。放射線被爆などによる原爆症死者は10万人を超える▼広島被爆を描いたこうの史代さん作の漫画「夕凪の街 桜の国」主人公の皆実は、死者を見捨てて生き延びたことに負い目を感じ続けるが、男性と結ばれる幸せを苦渋の末に受け入れる。しかし約10年を経て原爆症が発症▼皆実は死の淵で独白する。「十年経(た)ったけど原爆を落とした人はわたしを見て『やった!またひとり殺せた』とちゃんと思うてくれとる?」▼罪なき市民がなぜこのような業を背負い、苦しんで死せねばならないのか。そして今なお、被爆にさいなまれている人は存在する。国罪の十字架を被爆者が背負い続けている▼広島原爆の日、松井一実市長は平和宣言で核兵器禁止条約への署名と批准を要請。田上富久長崎市長も同じく表明する考えだ同条約を「現実の安全保障の観点を踏まえていない」とする政府しかし核なき世界への第一歩を望む、他でもない自国の被爆者は見えているか。

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2019/8/8 木曜日

 

弘前ねぷたまつりは「なぬかびおくり」を終え、無事に閉幕した。ねぷたの起源には諸説あるが、祭りは「津軽の原風景」。子や孫の代にも変わらず引き継がれていくことを願うばかり▼他方で津軽の外に目を向ければ、この国の風景が変わり始めていることを感じさせる出来事が続く。例えば、弘前ねぷたまつりと同日に開幕した「あいちトリエンナーレ」内の「表現の不自由展・その後」展が中止に追い込まれた問題▼展示物の中に慰安婦少女像があったことに対し、放火をうかがわせる内容の脅迫メールやどう喝が相次いだほか、名古屋市長が展示の中止を要請。皮肉にも展示の中止をもって「表現の自由」の現状を考えさせられる事態となった▼外交では、徴用工問題のもつれから日韓対立が深刻化。日本は韓国を貿易上の優遇措置の適用対象国グループから除外、今月更新を迎える日韓軍事情報包括保護協定が破棄されるシナリオも浮かぶ▼日中戦争開戦に伴い中断された歴史を持つ弘前ねぷたまつり。終戦後に再開された際、先人たちの胸に去来したであろう思いに今こそ応えたい。

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2019/8/7 水曜日

 

津軽の夏の夜を彩る弘前ねぷたまつり、青森ねぶた祭はきょう7日、最終日を迎える。そして五所川原立佞武多が閉幕する8日は立秋▼例年であれば夏祭り終了とともに秋風が吹き始め、お盆を過ぎれば暦の上だけでなく秋を実感するのが津軽の8月。しかし、このところの猛暑は「今年は別」の感があり、熱中症をはじめ体調面の不安も募る▼空梅雨で農作物の水不足も深刻の度を増している。農業に従事する身ではないが、今年初めて自宅で鉢植えのミニトマトを栽培している。仕事を終えて帰宅すると、朝は元気だったトマトがげんなり▼動植物にとって水は命の源であると痛感。栽培のベテランに言わせれば、恐らく“やり過ぎ”の状態なのだろうと思いながら、たちまち樹勢を回復するさまを観察するのが趣味に。人生も折り返しを過ぎてから植物をめでる心があったと気付く始末▼気になる天気だが、今週末から台風の影響などで雨の予報も。ひと雨欲しいのは農家の共通した願いだが、度を超した豪雨は困る。何事も適度がいいのだと自らにも言い聞かせつつ、気象状況を注視したい。

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