冬夏言

 

2017/7/15 土曜日

 

一歩外に出れば、蒸せるような空気に口は半開き。ちょっと歩いただけで顔には汗がじわりとにじむ。ここは本当に北国か―。そうつぶやきたくなる▼弘前市では連日30度超えの真夏日が続いている。家に帰れば部屋は蒸し風呂状態で、寝るころになっても部屋が冷えず寝苦しい日々が続く。朝になっても体が重だるい、疲れが取れないと感じる人も多いのだろうか▼今より夏が過ごしやすかったように感じる昔はクーラーとは無縁で、家にあるのが当たり前になってきた今でも若干使うのにためらいがある。加えて、何となく体にはあまり良くないんじゃないかと思い、扇風機の風を浴びて寝ているが、これが逆に体に負担がかかるそう▼きちんとクーラーで部屋を冷やし、掛け布団で温度調整するのがベスト、とテレビで学んでから、ためらわずにクーラーをつけるようになった▼母親は家の温度が33度になって渋々クーラーのスイッチを入れた。年を重ねると暑さを感じにくくなるため熱中症の恐れも。夏はまだまだこれから。元気に乗り切るためにも冷房の上手な活用を。

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2017/7/14 金曜日

 

ねぷた、セミの鳴き声、かき氷―。夏を感じさせるものはさまざまあるが、ハスもその一つ。弘前公園の蓮池でピンク色の花が咲き始めた。独特の形が涼しげで、写真に収める人の姿をよく目にする▼蓮池のハスは一時姿を消した。かつては池の一面を覆っていたが、1994年ごろから減り始め、96年に全滅した。市は再生事業に着手し、2007年には池全体の1割程度まで復活。その後、ほぼ一面にハスが広がる風景が戻った▼全滅の原因は、アメリカザリガニによる食害と断定された。繁殖力が強いため、再生事業ではアメリカザリガニを捕獲したほか、市民を対象に釣りを解禁。さらに天敵のナマズを池に放つなどの対応策が実を結んだ▼そもそも、外来種のアメリカザリガニがなぜ蓮池に生息するに至ったのか。ハスが城内に持ち込まれたのは江戸時代と伝えられ、当時はいなかっただろう。ペットとして飼っていた人が放したとも考えられる▼今年の蓮池は昨年に比べ、ハスに覆われている面積が少なくなったような気がする。弘前公園の名所が再び消えることのないようにと願う。

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2017/7/13 木曜日

 

「昔は兄弟姉妹が5人ほどいるのは、普通だったが…」。最近の1世帯当たりの子どもの数について、ある取材対象者が苦笑した。少子化を憂えてではなく、高齢化した親を支える場合、子どもが少ないと選択肢が減るという話だ▼戦後ベビーブームで生まれ、高度経済成長期を支えた「団塊の世代」が、そろそろ70代を迎える。その子どもたちは働き盛り世代だが、県外に就職した場合、どうするかという問題に直面する。支えるのが自分のみというケースもあるからだ▼地元に戻る選択肢を選ぶと、大半の人はそれまでの仕事を辞めざるを得ない。それまでと同様の職種に就ければいいが、首都圏と地方では仕事のニーズ、賃金にも違いがある▼本県側としては、担い手が少ない1次産業などへの参入を希望するところだろうが、そう簡単にうまくいかないのが難しいところ▼子どもがいなくても、安心して老後を迎えられる社会であるべきだが、そのような社会がいつか到来するにしろ、ずいぶん先だろう。当面は働く意欲のある世代を、地方で受け入れる環境づくりが課題となりそうだ。

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2017/7/12 水曜日

 

新聞をめくると、ねぷた・ねぶた祭りや宵宮関係の記事がよく目に付くようになってきた。7月も中旬に突入。津軽にもいよいよ夏が到来したのかと心が弾む▼ねぷた・ねぶた祭りはつがる市ネブタまつりを皮切りに津軽地域各地で開かれる。読者の皆さんの中にも、ねぷたの製作作業や囃子(はやし)の練習風景を見掛けた人がいるのでは▼今月1日から青森県・函館観光キャンペーン(青函アフターDC)が始まった。地元で親しまれる食べ物や酒を味わえるイベント列車の運行、新しいツアーの発売などさまざまなコンテンツが用意されており、本県観光の盛り上げに一役買いそうだ▼県産業技術センターりんご研究所が11日に行ったリンゴ肥大調査で、10日間の伸びは平年の1ミリ減と思いのほか鈍かった。6月から低温と高温の繰り返しで、木も疲れたのかな…との見方も▼10、11日と、午前中から気温が30度を超える日が続いており、慣れない気候に体が本調子ではない人も少なくないと思う。津軽の短くも熱い夏祭りの季節をしっかり満喫するためにも、熱中症対策は万全にして、この夏を楽しもう。

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2017/7/11 火曜日

 

気温は午前から30度を超え、今年も暑い夏がやってきたと実感する。強い日差しに汗が止まらずうんざりしているが、高校球児の「熱い夏」は歓迎したい▼全国高校野球選手権青森大会が13日に開幕する。準々決勝以降を行う弘前市のはるか夢球場は、改修により収容人数が1万4800人に拡大。かつてない盛り上がりにも期待している▼3年生にとっては集大成の場。部活動に加え学生の本業、わずかな休日と、大人と高校生の2年数カ月は密度が違うだろう。どれほど汗と涙を流してきたか。球児たちが苦労を乗り越えてこられたのは、掛け替えのない仲間の支えのはず▼同じ釜の飯を食った仲間、団体での結束力、ひいては根性と、部活動は学業だけでは得られないものを育む。たとえ背番号をもらえなくても、白球を追うことに費やした時間は無駄ではない。社会の荒波に身を置いたときこそ学生時代の経験が試される▼今大会は63チームが甲子園への切符を懸けて熱戦を繰り広げる。3年生にとっては人生の節目にもなり得る舞台。高校球児の輝く姿を目に焼き付けたい。

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