冬夏言

 

2020/2/1 土曜日

 

ぽつんと小屋に置かれたままのそり。2歳になった子どもとたくさん乗ろうと買ったものだが、今冬の出番はまだたったの一度きり▼雪も寒さもピークとなる2月を迎えたというのに、街には雪がほぼほぼない。それどころか自転車に乗っている人も多く見かけるなど、この時期の津軽では珍しい光景が広がる。間もなく東京からめいが雪遊びをしに来弘する。スキー用手袋を買って準備万端のようだが、果たしてその期待に沿うことはできるだろうか▼雪が降ったら降ったで「ヒーヒー」言うが、こんなに降らないと何だか気持ちが悪い。今年は暖冬と言われていたものの、地球温暖化が進む現在、徐々にこれがスタンダードになっていったとしたら、なんて頭によぎる▼雪不足の影響は出始めている。スキー場の客足や、除雪用品などは顕著。“雪どころ”の地域には雪前提の商いや営みがたくさんあることをつくづくと感じさせられる▼弘前市の四大まつりの一つ、弘前城雪燈籠まつりの開幕まであと1週間となった。ドカ雪は御免だが、ほどほどの雪乞いをしたくなる、きょうこのごろ。

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2020/1/31 金曜日

弘前市内のドラッグストアで大量に消毒液を購入している人を見掛けた。聞けば、新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受け、手洗いやマスク着用だけでは不安になり、トイレや洗面所、玄関に消毒液を置くことにしたのだという▼中国・武漢市で昨年12月に新型肺炎の症例が確認されてから1カ月余り。中国国内にとどまらず、世界各地で感染拡大が続いている。数日前からは日本でも感染者が相次いでおり、各医療機関は対策を進めている▼弘前大学医学部付属病院感染制御センターの萱場広之センター長は市民ができる対策として、「基本的に予防のための手洗いや消毒、他人にうつさないためのせきエチケットが大切だ」と呼び掛ける▼感染が確認された奈良県のバス運転手は、武漢への渡航歴はなく、武漢からの観光客を乗せたバスを運転していたという。ヒト・ヒト間で感染した可能性が高いようだ▼新型コロナウイルスの主な症状は発熱や全身倦怠(けんたい)感、乾いたせきなど。不安を感じた場合は、「最寄りの保健所や医療機関に相談する」。対応を覚えておきたい。

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2020/1/30 木曜日

 

1月30日は「3分間電話の日」という記念日らしい。今からちょうど50年前、公衆電話からの市内通話料金が1回10円から3分10円に改定されたのだそう▼公衆電話は1985年の93万台をピークに、現在は20万台を切る。NTT東日本の「公衆電話に関する調査」(2017年12月発表)によると、公衆電話を見たことがない、使ったことがない子どもは8割を超えるという▼近年公衆電話は、災害時など万一の際の有効な連絡手段として価値が見直されている。台数や利用機会の減少で公衆電話を知らない人口が増えるのは必然で、使用方法の教育は必要不可欠かつ急務だ▼先日行われた成人式で新成人に取材した際「税金について教わる機会がほしい」との声が複数聞かれた。生活に直結することは学校では教わらず、学校卒業と同時に社会に投げ出される子どもたちにとっては不安の種。この気持ちは誰しも少なからず心当たりがあるのでは▼「みんな通る道だから」「最近の子は」と突き放すのではなく、子どもたちが本当の意味で自立できる環境をサポートするのも大人の役目と責任ではと感じた。

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2020/1/29 水曜日

 

「メモを取れ 言えばスマホを 部下が出し」。第一生命保険が発表したサラリーマン川柳の入選句で、若者を中心とするスマホ依存の広がりが垣間見えるように思える▼音楽・映画鑑賞、SNS、買い物などのほか、仕事では情報検索、スケジュール管理、会議の音声録音など。近年のニュース番組では、リポーターがスマホを片手に中継する場面も目に付く▼スマホがなければ連絡が取れないのはもちろん、IC乗車券が使えない、パソコンでインターネット接続ができないなど、業務上大きな支障が出る。もはや必需品の一つで、多くの人がスマホ依存であると言えるのでは▼国の今年度の調査では、子どもの体力は男女とも大幅に低下し、視力は過去最悪を更新。ともにスマホの利用時間増加が要因とみられ、体力低下については運動不足の傾向がさらに強まる可能性が指摘されている▼冬夏言子も先日、スマホでキャッシュレス決済を始め、データ通信量に上限がないプランに変更したばかり。利便性の向上は自堕落への一歩と気を引き締め、過度な依存に注意しながらスマホを活用したい。

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2020/1/28 火曜日

 

ヘビーメタル歌手のオジー・オズボーンさんがパーキンソン病であることを公表した。“メタルの帝王”は71歳の高齢だが、ファンとしてはまだまだ歌声を聴いていたい。難病に打ち勝ちってほしい▼オズボーンさん率いるブラック・サバスは、おどろおどろしいサウンドや悪魔的なイメージでヘビーメタルの礎を築いた。半世紀にわたりロック界をけん引している▼彼らに大きな影響を受けて結成されたのが、津軽を代表するバンド人間椅子。近年、インターネットを介して欧米で人気が高まり、ブラック・サバスを生んだロックの本場英国などを巡る初の海外ツアーが2月に始まる▼ブラック・サバスの影響下にある多くの海外バンドと比べ、津軽の土着性に根差したオリエンタルな音世界は無二の個性。耳の肥えた異国のリスナーに新鮮な驚きを与えた▼地元の古参ファンとしては、津軽の風土を国際的な視点を通して意識するきっかけにもなった。地域社会の衰退とグローバル化が同時進行する中、海外への市場拡大やインバウンド対策のヒントがベテランの“世界進出”に隠されている気がする。

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