冬夏言

 

2018/8/31 金曜日

 

どうやら今年は台風が多い年のようだ。28日午前、南鳥島近海で台風21号が発生した。これで今月発生した台風は9個目。台風21号は9月初め、次第に進路を北寄りに変えて沖縄・奄美方面に向かう恐れがあるといい、今後の気象情報を注視したい▼県内では今月24日夜から25日夜にかけ、日本海を北上した台風19号・20号の影響により風がやや強まったが、幸いにして収穫期前のリンゴへの大きな被害は見られなかった▼話を伺った生産者は一様にほっとした表情を見せる一方、「秋は神経をすり減らす。こちらが台風の予想進路に入っているだけでつらい」「これからが台風シーズン本番。何年も台風で大きい被害はないが、今年はどうだろうか」と漏らした▼9月に入れば、園地では早生(わせ)リンゴの代表品種「つがる」の収穫が本格化するが、収穫間近のリンゴは風に弱く落果しやすいため、生産者は気が気ではないだろう▼防風網のある園地はネットを張り、破損部分は補修する。枝には支柱を入れる。できる対策は限られているが、台風が近づく前に備えが万全か、いま一度確かめてほしい。

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2018/8/30 木曜日

 

「まる子の永遠の笑顔を残して逝く」「美しい子ども時代をありがとう」。15日に他界した人気漫画「ちびまる子ちゃん」の作者さくらももこさんに、アジアの主要紙が贈った追悼の辞だ▼少女期の自らを主人公に映し、昭和時代の日常を伝えた「ちびまる子ちゃん」はアニメファンならずとも共感を覚え、個性的で愛らしいキャラクターに癒やされた▼29日付本紙に「温かな人柄 こけしにも」の見出しで、追悼記事を掲載した。黒石市の津軽こけし館に、さくらさんが絵付けした“まるちゃん”そっくりのこけしが展示されているという記事だ▼大のこけし好きだったさくらさんと、このアートこけしにまつわるエピソードも紹介している。うかつにもその事実を忘れていたが、さすがは津軽に密着した地域紙の記者魂と手前みそながら感心した▼「こけし女子(こけジョ)」というワードが流行するほどのブームの火付け役となったさくらさんは、伝統工芸の普及、継承にも貢献したことになる。こけしの優しいまなざし、ほほ笑みは、さくらさんが描きたかった世界に重なる。改めて冥福を祈りたい。

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2018/8/29 水曜日

 

厳かなコンサートホール。舞台袖から現れた奏者が客席に一礼し、ピアノの前の椅子に腰を下ろす。固唾をのんで見守る聴衆をよそに奏者は座ったまま微動だにしない。やがて立ち上がった奏者はまた一礼、舞台袖へ戻っていく▼66年前のきょう、ビートルズにも影響を与えた現代音楽家ジョン・ケージの楽曲「4分33秒」が米国で初めて演奏された。今では現代音楽の代名詞とも言える曲だが、初演時の評判は散々なものだった▼西洋音楽の枠組みを取り払い、革新的な音楽を作り続けたケージ。同曲の背景にあった東洋思想を、師である前衛音楽の先駆者ヘンリー・カウエルに学んだ▼笹森建英氏の本紙連載「つがる音の泉」(1997年)によれば、カウエルに尺八を教えたのが弘前市新寺町の玉田如萍(にょひょう)。弘前藩で継承された錦風流尺八の奏者だ。両者の関係はカウエルが如萍に尺八独奏曲を献呈したことからも読み取れる▼その錦風流、現在の県技芸保持者は4人。連載で「国の学校音楽にとって地域の音楽の習得は無価値」とした笹森氏の指摘に、市は今こそ耳を傾けてほしい。

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2018/8/28 火曜日

 

今年は早い時期から夏空が広がり、ギラギラと強い日差しが照りつけた。今夏は全国各地で最高気温が35度に達し、毎日のように暑さ関連のニュースが流れていた▼弘前の最高気温を振り返ると、7月は1日から3日連続で真夏日となり、真夏日は計14日。猛暑日も2日あり、月の半分が30度を超えた。8月も弘前ねぷたまつりが開幕した1日から3日連続で真夏日が続き、4日以降はいったん暑さが和らいだが、立秋を過ぎた頃から再び夏日に。21日からは5日連続で真夏日になるなど、厳しい残暑が続いた▼北国に居ながら、今夏はまだ猛暑を観測していない那覇市よりも暑い日があったのかと思うと、なんとも複雑な気分だ▼全国的にはあと数日、日中の気温が35度近くまで上がる所が多いようだが、本県では次第に暑さは和らぐようだ▼気象庁によると、9月中旬には気温が全国各地で平年並みとなり、秋めいてきそうだという。日中はまだまだ熱中症対策が必要だが、日が暮れる頃には暑さも和らぎ、寝苦しさはなくなってきた。今夏の暑さとの戦いも、ようやく先が見えてきた。

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2018/8/27 月曜日

 

青森県民なら行きつけのラーメン屋が一つや二つあるはず。しょうゆ、みそ、塩と、気分次第でお気に入りの店を選ぶ。カップ麺もまたしかり。他県の人はスーパーのコーナーの壮観さに驚くという▼県がまとめた統計によると、2016年の県庁所在市の1世帯当たりカップ麺購入数量は、青森市が5515グラムで全国トップ。近年は毎年のように1位だが、日本一の短命県では喜んでばかりはいられない▼1日当たりの塩分摂取目標は男性8グラム、女性7グラム。御用達の商品の食塩相当量を幾つか調べると、女性なら“一発アウト”となるものが複数。摂取目標を知れば、カップ麺の成分表を恐ろしく感じるかもしれない▼それでも塩分の多くはスープに含まれており、今後も楽しむにはスープを飲み干さないことが重要。県民にありがちな「みそ汁代わり」にすることは控えるのがよい▼県内企業が即席麺大手と共同開発した、本県で大人気のカップ麺の減塩タイプがあす発売される。幼少期から食べ続けている通常タイプは発売から40年。減塩でも味には自信があるようで、手にするのが楽しみだ。

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