冬夏言

 

2019/2/25 月曜日

 

 県内各地にさまざまな「ゆるキャラ」がいるが、限りなくゆるキャラに近い立場でじわじわ存在感を増しているのは、鶴田町のNPO法人「ツル多はげます会」ではあるまいか▼ゆるキャラはイラストレーターみうらじゅん氏が命名した、郷土愛にあふれたゆるいキャラクターの略である。同会メンバーはそろいの頭部と緑の法被姿で登場するため、個人というよりキャラクター的な印象がある▼首都圏の編集者が同会を「ウケを狙っているのではなく、大真面目だからこそ面白い」と評したことがある。いわゆる「ツッコミ」を待っているのではなく、ピュアに活動している部分が逆に面白いのだとか▼吸盤付きの旗を頭部に立てている時も、天然反射材として交通安全運動に参加している時も、彼らは真剣である。特産品や名所の形を模して懸命に地元PRをする、ゆるキャラ的な愛らしさがにじむのだ▼22日の「新春の有多毛(うたげ)」には海外メディアも取材に訪れており、今後も目が離せない。津軽のどこにでもいる素朴な人たちが、非常に魅力的な資源になるという意味でも注目し続けたい。

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2019/2/24 日曜日

 

「ただ前だけを向いて、ポジティブに生きていこうと。私は負けません。力いっぱい闘って、必ず戻って来ます」。先日、歌手でタレントの堀ちえみさん(52)がステージ4の口腔(こうくう)がん(舌がん)であることを自身の公式ブログで公表した▼報道で堀さんは口内炎と酷似していて、がんであるということに早期に気付くことができなかったことへの後悔を語っていた▼専門家によると、初期の舌がんは口内炎に似ているため、正確に見極めることが難しく、「口内炎のようなしこりが2週間近く治らなければ、舌がんを疑い病院に相談すること」と専門医への受診を呼び掛けている▼22日には、堀さんのブログで、舌の6割を切除し太ももの組織から舌を再建する11時間にわたる大手術を終えたことが報告された▼国立がん研究センターのがん死亡に関する統計データによると、2017年にがんで亡くなった人は37万人を超えている。堀さんの一日も早い回復を祈るとともに、今回の公表により、舌がんなどに対する正しい知識が広がり、多くの人たちの大病早期発見につながることを願いたい。

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2019/2/23 土曜日

 

津軽地方は今週、二十四節気の一つ「雨水」に合わせたかのように気温が上がった。弘前公園では桜の剪定(せんてい)作業が始まり、春の足音が近づいているのを感じる▼きのうは弘前公園内にある緑の相談所前で、剪定枝の無料配布が始まった。霧吹きで花芽を湿らせるといった手入れをすれば“日本一の桜”が一足早く咲くとあって、毎年多くの市民らが訪れる。配布日は3月22日までの毎週金曜日。チャンスはあと4回ある▼いかにも桜の名所らしい取り組みだが、他県でも行われているのだろうか。担当の市公園緑地課に聞くと、桜を剪定している所自体が少ないので珍しいのでは―とのことだった▼調べてみると、北海道函館市の五稜郭公園で桜の枝を7、8年ほど前まで配布し、今は剪定だけ行っていることが判明。函館市は何度も訪れているが、桜の手入れに熱心なことは知らなかった▼さて今年はいつ桜が咲くのだろう。日本気象協会の桜(ソメイヨシノ)開花予想では青森市が4月19日と早咲きの見込み。10連休に訪れる観光客のためにも、今後の気温が上がり過ぎないことを祈るばかりだ。

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2019/2/22 金曜日

 

最近、バイトテロという物騒なワードが耳につくようになった。「ばか」と「ツイッター」を組み合わせたバカッターともやゆされる▼大手飲食店やコンビニでバイトが食品や調理器具を不衛生に扱ったり、悪質行為を繰り広げたりする動画をネットに投稿し、爆発的に拡散する事態が相次ぐ▼バイトテロで被害にさらされた会社は、従業員の再教育や再発防止に力を入れるとしているが、受けた被害の大きさは計り知れない。会社のイメージは売り上げに直結する大事な要素。広告やCMも商品や企業イメージを伝えるためのツールであり、莫(ばく)大(だい)な経費が掛かっている▼こうした企業のブランド戦略に泥を塗る行為には相応の報いが待っている。回転ずし大手「くら寿司」は食材の魚をごみ箱に捨てた後、再びまな板に戻す行為を投稿したバイト2人に対し「刑事、民事での法的措置の準備に入った」と発表した▼投稿者が特定され、個人情報がさらされる危険性もはらむ。企業や本人、その家族に“テロ行為”に等しい悪影響を及ぼすバイトテロ。悪ふざけ、軽い気持ちは言い訳にならない。

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2019/2/21 木曜日

 

柴山昌彦文部科学相が先日、小中学校でスマートフォンを含む携帯電話の持ち込みを原則禁止する指針の見直しを検討する考えを示した▼スマホなどの普及率と、近年多発する自然災害を鑑みれば、緊急時の連絡手段として使用できる体制が公的に整えられるのは、子どもたちにとってはもちろん、保護者も安心できる▼ただ、持ち込むことで懸念事項が増えるのも事実。手元にあるとついつい使いたくなってしまうのが“人のさが”。授業中に使ってしまい、勉強に集中できなくなってしまう可能性もある▼ネットリテラシーやネットマナーの意識の低さに起因する問題も起こりかねない。スマホがいじめの温床になることや、最近よくニュースで目にする飲食店従業員の不適切行為を撮影した動画の“炎上”もその問題の一部だ▼「親しき仲にも礼儀あり」に示されるように、近い距離だからこそ礼節が薄れることがある。これは人だけでなく物にも言えること。スマホが身近にありすぎて越えてはいけない一線があやふやになりかねない。校内持ち込み可の前に、正しい使い方を教えることも必要だろう。

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