冬夏言

 

2018/10/28 日曜日

 

現在の支社に転勤してから2年がたった。かつて学生時代を過ごした土地だ。赴任当初、生活が落ち着いてから以前暮らしていた地域を車で走り回ると、景色の多くはそのまま。運転しながら懐かしさに浸った▼その地域で入ったことがない店舗については、店構えだけを覚えている状態。どんな品ぞろえかと初めてのぞいた一軒には、興味深い商品が並んでいた。当時なら気にも留めなかっただろう▼仕事を通じてさまざまな情報が入り、詳しく聴くと新たな魅力を次々と知ることができる。学生時代は何もないと思っていた街は、魅力があふれ全国に誇れる街だった。知見を深められるこの仕事に感謝▼各地で進められているどんな事業でも、関係者が価値を見いだし、汗を流している。無意味な取り組みはないはずで、その意義を紙面で伝えられるよう精進したい▼多くの物事に興味を持ち、新たな発見を重ねることが人生を豊かにしていく。そう考え、私生活では今月から新しい挑戦にひそかに着手した。まだまだうまくできないが、勉強と練習と、新たな人とのつながりを楽しんでいる。

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2018/10/27 土曜日

 

この時期、コンビニに立ち寄ると限定スイーツが並び、デパートには特設コーナー、喫茶店では店内が飾り付けられていた▼今やすっかり日本に定着したハロウィーン。県内では弘前市で28日、仮装パレードなどを行う「ひろさきりんごハロウィン」が行われる。青森市の浅虫水族館でも今月末まで水槽をハロウィーン仕様に変え、今月の毎週土曜日には夜の水族館「ハロウィンナイト」と称し、仮装での来館やハロウィーンにちなんだ限定プリンを販売するなどの催しを企画▼一方、東京都渋谷区の長谷部健区長は23日、異例の要請を行った。毎年、ハロウィーン当日にJR渋谷駅周辺であふれかえる仮装した若者らに対し「モラルとマナーを守ってほしい」と呼び掛けた▼同区は今年、渋谷駅周辺のコンビニなどで瓶入りアルコール飲料の販売自粛を求めるという。そこまでする理由は昨年、酔った若者が路上で酒の瓶をたたき割るなど危険行為があったからだ▼普段とは違う衣装に身を包み、気分が盛り上がる気持ちはよく分かる。だがモラルを忘れ、迷惑を掛ける行為は恥ずべきだ。

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2018/10/26 金曜日

 

長年使っていた携帯電話をスマートフォンに替えた。使ってみて驚いたのが、電池の減りが早いこと。もったいないので早速エコモードに切り替えた▼ふと思い出したのが、10年以上前に使っていた太陽光発電の充電器。太陽電池パネルを日光に当て、乾電池や携帯電話を充電した。何年か使い続けたが劣化し、存在を忘れていた▼パネルが小さいので充電に時間がかかったが、自然の力で安全かつ手軽に電気を作り出せるのが面白かった。今の製品は昔に比べ性能が向上していることだろう。太陽のエネルギーをまた活用したくなった▼そんな折、九州電力が太陽光発電の一部事業者に発電の一時停止を求める「出力制御」を実施したとの記事が気になった。電力の供給が需要を上回ると大規模停電に陥るため、回避するのが狙いという▼それだけ太陽光発電の導入が進んでいる証しだが、ふに落ちないのは国のルールで原発などの発電が優先されることだ。出力制御が頻発すれば、事業者の収益に影響が及ぶ。自然の力を生かす発電を選んだ消費者のためにも、ルールの見直しが必要ではないか。

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2018/10/25 木曜日

 

県内は秋真っ盛り。木々は鮮やかな錦秋に染まり、19日に開幕した弘前城菊と紅葉まつりは連日、多くの来場者でにぎわいを見せている▼また、収穫の秋はコメが最終盤。本県の稲刈り進捗(しんちょく)状況(20日現在)が23日に発表され、県全体では前年より5ポイント高い98%だった。すでに新米を口にしている消費者も多いだろう▼一方、美しい紅葉と同じくこの時期に見られる風景がある。それは「わら焼き」。県全体では年々減っているものの、依然として田んぼからもくもくと煙が上がる風景が目に付く。特に西北地方は2017年の県全体の焼却量563ヘクタールのうち418ヘクタールと7割以上を占め、県などが有効活用を呼び掛けている▼先日、五所川原市金木町の太宰治記念館「斜陽館」で取材があったのだが、周辺はわら焼きの煙が立ち込めていた。この風景を観光客はどのように感じただろうか▼「燃やせば公害だが、使えば資源」。理由があってどうしても焼却せざるを得ない生産者もいるだろう。それでも、すき込みをしたり飼料用に回したりするなど、極力燃やさない努力をしていただきたい。

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2018/10/24 水曜日

 

オリオン座流星群は、22日未明が観測の最適日だったようだ。ただピークがなだらかという特徴があるため、11月初頭にかけて見るチャンスはある▼ハレー彗星を母天体とする同流星群。今年は満月前の明るい月と重なったために好条件とは言えず、月が沈んだ未明が見頃となる。忘れかけているロマンを呼び覚ますため、少し早起きして天体ショーを観測するのも一興か▼俳人正岡子規は流星について、こう詠んだ。星飛んで あとは淋しき 野分哉。野分といえば二百十日から初冬にかけての季語。子規がオリオン座流星群を見て、この句を詠んだ可能性も否定できない▼7年7カ月前の2011年3月11日。東日本を襲った未曾有の大震災で東北、関東地方は大規模に停電した。生産活動が停止し時折走る車のライト以外、街中から全ての明かりが消えた漆黒の闇▼夜半まで雪が降った津軽地方も、12日未明には晴れて空気が澄み渡った。手を伸ばせば届きそうな満天の星空を生涯忘れることはない。流れ星に願い事をするならば「被災者が一日も早く日常を取り戻せますように」の一点に尽きる。

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