冬夏言

 

2022/1/12 水曜日

 

 サッカーの全国高校選手権大会は本県代表の青森山田が3大会ぶり3度目の優勝を果たした。全国高校総体(インターハイ)、高円宮杯プレミアリーグ東地区と合わせ3冠を達成。「山田1強」との声も聞かれる▼過去2大会は準優勝だった青森山田。今大会では「勝利への執念」がこれまで以上に伝わってきた。特に決勝は大津(熊本)にシュートを1本も打たせない完全試合。志向するサッカーを具現化してみせた▼100回の節目で、8年ぶりに“聖地”国立競技場に戻ってきた選手権。憧れの舞台で躍動するイレブンの姿は、県内の子どもたちに夢や希望を与えたはずだ▼4大会連続決勝進出は、7日に死去した小嶺忠敏さん(長崎総合科学大付監督)が率いた国見以来。全国の強豪が「打倒山田」を掲げ、高校サッカー界をけん引していることを印象付ける▼県内に目を移すと「絶対的1強」「無風状態」と言われるようになって久しい。青森山田によって本県の競技力がさらに引き上げられ、均衡を破る存在が現れることを期待したい。

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2022/1/11 火曜日

 

 きょう11日は鏡開き。日本鏡餅組合によると、鏡餅には神様の霊力が宿り、これを食べることで「新しい生命を授かる」という。心機一転、生まれ変わってどのような1年を過ごそうか▼反戦運動の熱が高まっていた1969年。当時20代の青年、マイケル・ラングにヒントを学びたい。仲間たちと米ニューヨーク郊外の牧場を借り、アーティストを呼んで音楽とアートのイベントを開催。後に語り継がれるウッドストック・フェスティバルの始まりだ▼2万人程度を想定していた入場者は40万人まで膨れ上がった。設備や食料の不足に天候不順が重なったが、奇跡的に暴力沙汰は無く「愛と平和の祭典」として伝説化していく▼本紙も紹介した回顧録「ウッドストックへの道」(2012年)の書評はラングの功績をこう評する。「演説より音楽が好きな彼は、会場で文化を提示できたら、それが最大の政治的メッセージになると考えていた」▼ラングの訃報が伝えられた。77歳。文化的に平和を希求する姿勢を語り継ぎ、次世代へ伝えていきたい。

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2022/1/10 月曜日

 

 きょうは成人の日。1948年に制定された当初は1月15日だったが、2000年から1月の第2月曜日に変更された▼昔はこの日に成人式を行う市町村がほとんどだったと記憶する。今は式に参加しやすいようにと、前日の日曜日などに実施する市町村が増えた▼4月からは成人年齢が18歳に引き下げられる。22年度以降の成人式の対象年齢は、日程と同様に各市町村が判断するという▼ガロア(本社東京)が全国の学生を対象に行った調査によると、今後の成人式の対象年齢について「20歳になる年度」を望む回答は42%、「どちらかといえば20歳になる年度」は39%だった。理由は「18歳からだと受験や就活と時期が重なる」など▼一方で「成人の定義が変わるのであれば式も合わせるべき」との声も。4月以降は18歳から保護者の同意なしに高額な買い物やクレジットカード発行が可能になり、消費者トラブルの増加が懸念される。仮に成人式の対象年齢が20歳のままでも新成人は大人としての自覚を持ち、悪徳商法などに注意してほしい。

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2022/1/9 日曜日

 

 地球規模で考える持続可能な開発目標「SDGs」。さまざまな組織体が取り組んでおり、弊紙も身近な事例を紹介する連載企画「未来を築こう私たちとSDGs」を展開している▼世界的な課題の大本にあるのは貧困と環境保護だ。これに正面からぶつかる挑戦を、弘前市出身の社会起業家・西谷友孝さんが仕掛けたことを過日、記事にした▼栄養価と酸素生産量に優れ、貧困地域に多く分布する植物「モリンガ」を加工品にする試み。癖の強い風味を和らげることに苦戦したが、突破口を開いたのは地元から送られたリンゴジュース。スープに混ぜると味が整った。現在は商品化に向けてクラウドファンディングで資金を募っている▼「グローカリゼーション」という言葉がある。「地球規模で考え、地域レベルで行動する」理念だ。西谷さんの例を見ると、世界規模の課題を解決するヒントが、案外足元にあるのかもしれないと考える▼寅(とら)年の初めに、まずは大きく風呂敷を広げてみよう。SDGsは地域発の「トライ」からも始まるはず。

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2022/1/8 土曜日

 

 正月といえば、毎年楽しみにしていることが幾つかある。年賀の名刺広告がその一つ。特に東京青森県人会の掲載面を開くと、懐かしい顔が並んでおり、心がほんわり温かくなる▼思えば、東京支社勤務は2011年の東日本大震災直後から4年間。リーマンショックから立ち直りの兆しを見せていた折の激震に、失意の中で赴任した。新幹線や道路交通網は寸断されたままで、家財道具も大半は現地調達した▼そうした中で、県人会をはじめとしたふるさと会、高校同窓会の方々と知り合い、交流できたことは大きな癒やしとなった。各団体の総会で酒を酌み交わし、東北復興大祭典では「負けない東北」のアピールに力を合わせた▼新型コロナの感染拡大以降、上京はできないでいるが、数人とはラインなどで連絡を取り合っている。時には、思わず「えっ」と絶句してしまう情報も。昨年は尊敬する高校の先輩の訃報に接した▼県人会の面々も帰省しづらい状況は同じ。コロナ収束のめどが立ち、休止している古里訪問旅行の復活する日が待ち遠しい。

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