冬夏言

 

2018/9/5 水曜日

 

「昔より夏が暑い」「突発的な大雨が増えた」「台風の発生頻度が高い」。近年の天候をおかしいと感じている人は少なくない。天候に敏感な生産者からも、同様の言葉を耳にする▼今年は台風19号、20号が発生し、県内に大きな被害がなかったと胸をなで下ろしたが、今度は21号が接近。リンゴ生産者が早生(わせ)種の収穫作業に追われた▼災害が発生すると、農産物に被害が出るケースがままある。また食味に全く影響がなかったとしても、多少の傷が価値を大幅に下げてしまう場合がある。これは生産者の所得や翌年の再生産に響く▼一般に日本の消費者は農産物の色や形に厳しいとされており、さまざまな災害が多発傾向にある中で、見た目主義はなるべく改めたいものだ。本県の生産現場を支えている多くは高齢者世代。担い手が不足し、天候に収入を左右される厳しい現場で奮闘を続けている▼生産現場の未来を少しでも明るくするために消費者ができることは、見た目にこだわり過ぎず地元農産物を買い支えることかもしれない。地元農産物を守るのは、われわれ消費者でもあるのだ。

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2018/9/4 火曜日

 

今年は台風が例年より多く発生している。本県では甚大な被害は出ていないが、きょう4日には猛烈な勢力とされる台風21号が日本に上陸し、予報では本県に同日夜から5日にかけて最接近する見込みとなっている▼県は、早めの備えとともに市町村が発表する避難情報に注意するよう呼び掛けているが、9月となり収穫の秋を前に、特に農家の方々は不安に駆られていることだろう。現時点では台風がそれそうな気配はないので、何とか勢力が落ちて被害が出ないことを祈るばかりだ▼一方、良い意味で「台風の目」となるかもしれないと注目している存在がある。それは、板柳高校野球部だ▼現在、秋季県高校野球選手権大会の地区予選が行われている最中だが、板柳高は8月29日の五所川原地区第1代表決定戦で6点差をひっくり返して見事に勝利を収め、実に17年ぶりとなる秋の県大会出場を果たした▼板柳高の登録部員数はわずか10人。そんな状況の中でつかみ取った県大会の切符は格別なものだろう。たった10人の「侍」が県大会でどのような戦いを見せるのか、期待したい。

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2018/9/3 月曜日

 

それは7月下旬のこと。午後7時すぎ、冬夏言子のスマートフォンに1通のショートメールが届いた▼「お客様宛にお荷物のお届けにあがりましたが不在の為持ち帰りました。下記よりご確認ください」の文言と、佐川急便とおぼしき企業のホームページ(HP)のアドレスが「不在だったのでメッセージを送ってきたのだろう」と納得したが、ポストに不在通知はなかった▼HPでは荷物再配達のため、アプリをインストールすることを求められた。進めると、なぜかスマホのセキュリティー項目「提供元不明のアプリのインストールを許可する」を解除させる流れに▼ようやく「何かがおかしい」と感じた冬夏言子。公式HPを見ると、ショートメールによる不在通知は行っておらず、佐川急便を装う迷惑メールへの注意喚起が記載されていた。冷や汗が伝う。危機一髪だった▼佐川急便の公式HPと偽HPは酷似し、違いが分からない出来栄え。ネット上では巧妙なわなで、あの手この手で個人情報などが狙われている。アドレスをクリックする前に一度、立ち止まってみよう。「本当に大丈夫?」と。

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2018/9/2 日曜日

 

東京都内の公道で自動運転タクシーの実証実験が始まった。運転席に誰も乗っていないのに利用者を迎えに来てくれ、目的地まで運んでくれる車。自動走行のタクシーが営業を開始する近未来の世界が、すぐそこまでやってきているようで心が弾む▼2020年の東京五輪に向け、都を中心に目まぐるしく社会の情勢は変化しつつある。そんな社会の変貌ぶりに驚くばかりで、いざ実用化となった時に時代の波に取り残されないかと不安も募る▼総務省が公表し、県が集計した17年就業構造基本調査によると、本県の非正規労働者の割合は全国平均を下回ったが正規の仕事がないことを理由に非正規で働く労働者は全国で最も高い数値だったという。普段から仕事をしている有業者数は全国平均を下回り、本県の産業の将来に不安が残る結果だった▼人工知能や機械が人間に代わり仕事を行う光景は、スーパーのレジをはじめ、われわれの日常生活にも徐々に浸透している▼世の中が便利になる一方、これからますます雇用の場の縮小が懸念される。このジレンマも20年をめどに解決してほしいものだが…。

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2018/9/1 土曜日

津軽地方では吹く風が涼しくなり、すっかり秋めいてきた。秋は穏やかな天気の日が多く、外出するにはもってこいの季節。なかなか遠出する時間がない人には、街歩きをおすすめしたい▼弘前市など津軽9市町村を舞台に、多種多様な街歩きコンテンツを集めた「津軽まちあるき博覧会2018」が1日からスタートする。食、歴史、自然など幅広いジャンルの企画が目白押しで、10月末までの期間中に何度でも楽しめそうだ▼博覧会の合言葉は「FUKAGU―ASAGU」で、「深く、浅く」と「深く歩く」の二つの意味がある。近年、街歩きのニーズは多様化し、知る人ぞ知るといったディープなコンテンツの人気が高まっているという▼博覧会のコンテンツの中には、大学教授や住職、刀匠、和菓子職人らがガイドを務めるものも多い。藩政期の絵地図などをテーマにした講座や企画もあり、津軽をより深く知ることができそうだ▼自分が暮らす地域について知らないことも多い。街歩きには新たな発見がある。今年の秋は知的好奇心を満たせるひとときを楽しんでみては。

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