冬夏言

 

2018/11/8 木曜日

 

「ももピンク」「まぐろブラック」「さばブルー」「りんごレッド」「けまめグリーン」「だけきみイエロー」、限定の「こぎん刺し」―。本県の2019年版「県民手帳」(県統計協会発行)のラインナップだ▼東京都内の生活雑貨店「ロフト」で12年から全国の県民手帳を取り扱うようになり、注目が高まっている。本県の県民手帳は特に人気で17、18年版が2位、15、16年版が1位、14年版が3位と、過去5年はすべて上位3位にランクイン▼人気の秘密は豊富なカラーリングだとか。他県の県民手帳は黒や紺などの単色が多く、本県のように豊富な色を取りそろえていないという▼本県の19年版県民手帳のうち、布地のようなカバーに津軽の伝統工芸「こぎん刺し」を取り入れた限定デザインは1000部限定で、現在はほぼ売り切れ状態。手に入れられた人はラッキーだ▼年末が近づくと書店には来年の手帳コーナーが設けられ、紙媒体としてのスケジュール管理は需要があると感じられる。特に県民手帳には、今まで知らなかった地元の情報が盛りだくさんだ。一冊、手元に置いてみては。

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2018/11/7 水曜日

 

かつては青森、秋田両県の西海岸地方と津軽内陸部を結ぶ貴重な住民の足として、存在意義が高かった五能線。しかし車社会の到来に伴って利用者が減少、不採算問題に直面もした▼転機となったのは1993年、白神山地が世界自然遺産に登録されたことだ。JRは97年4月、同線で「リゾートしらかみ」を運行開始、編成も「くまげら」(2006年~)、「青池」(10年~)、「橅(ぶな)」(16年~)と沿線の魅力ある風物にこだわった▼依然として強風や高波で運休が多い路線ではあるが、裏返せば風光明媚(めいび)な自然あふれる海岸線を走っている証し。今や、国内ローカル線の中でも屈指の人気観光列車へと変身を遂げた▼沿線のロケーションだけでなく、郷土色豊かな車内イベントも盛りだくさん。サンセット時、岩館―大間越間で徐行運転して乗客に夕日を楽しんでもらうなどは、何とも粋な計らいだ▼もう一つの徐行運転エリアが、深浦町の日本一の大イチョウ付近。これから鮮やかな黄金色が見頃を迎えるため、町は7日から28日まで大イチョウをライトアップする。観光客ならずとも楽しみだ。

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2018/11/6 火曜日

 

プロ野球日本シリーズはソフトバンクが広島を下して優勝。1敗1分けから一気の4連勝で見事連覇を果たした。ソフトバンクはここ10年で5度の日本一と、まさに黄金期といっていいだろう▼今年のドラフトでは、巨人から1位指名を受けた八戸学院大学の高橋優貴投手をはじめ、育成枠を含む104人がプロの扉を開いた。指名を受けた「金の卵」たちは1軍での活躍を目指し頑張ってほしい▼光もあれば影もある。多くの若者が夢の道を切り開いた一方で、今年引退を決めた選手もいる。中日の工藤隆人外野手(黒石市出身)もその一人。寂しい限りだが、来季からはコーチとして頑張っていただきたい▼さらに厳しい現実を突き付けられるのが戦力外通告を受けた選手だ。これは日本一の球団でも例に漏れず、中には入団わずか1、2年で通告される選手もおり、プロの世界がいかに厳しいかということが分かる▼現役続行希望選手はトライアウトに望みを託すが、再契約される選手はほぼ1桁とドラフトより狭き門だ。今年は13日に行われるが、果たして何人がその門を開けるだろうか。

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2018/11/5 月曜日

 

「週2日以上の休養日を設ける」「1日の活動時間は平日2時間、休日3時間程度まで」。スポーツ庁が中学校や高校の運動部向け活動指針を策定したのに続き、文化庁も学校の文化部向け指針案を示した。指針は年内に正式決定する▼文化部の活動が盛んな学校を対象に行った文化庁の調査によると、土曜日に5時間以上練習する吹奏楽部は5割近くに上る。指針はこうした現状を受け、生徒や指導教員の負担を減らすのが狙い▼中学時代、吹奏楽部に所属した記憶をたどれば、レベルは高くなかったが練習時間は他の文化部より長かった。卒業前の作文には「夏休み中も少ししか休めなかった」とあり、よくぞ続けたものだと思う▼一方、全国の教員らを対象とした調査では、8割が業務に関するストレスや悩みを抱えていると回答。ストレスなどの内容は「長時間勤務の多さ」を挙げた人が4割以上で最多だった▼教員の多忙さが指摘される中、ストレスを減らす対策を取らなければ児童や生徒に影響を与えかねない。指針案を基に、適度な活動時間の中で子どもたちの力を伸ばす方法を探ってほしい。

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2018/11/4 日曜日

 

電子書籍を「全く読まない」人が6割以上いたことが、市場調査会社マクロミルのインターネット調査で明らかになった。理由は「読みにくい(読みにくそう)」「紙の書籍が好き」「何となく抵抗感がある・なじみがない」など、心情的なものが多いようだ▼この時期、県内では稲わら焼却防止のキャンペーンが各所で行われている▼わら焼きは喉の痛みを引き起こすほか、視界不良による交通事故にもつながりかねない。有効活用すれば資源になり、消費者に健康でクリーンなイメージを発信できる▼ただ、西北地域の出である冬夏言子は、わら焼きを五感で体験し秋を過ごしてきた身。わら焼き防止の必要性を理屈で分かっていても、秋の風物詩としてなじんできただけに、悪いものだからやめようと言われると、大好きな故郷の原風景までを否定されたようで寂しい気持ちにもなる▼電子書籍に苦手意識を抱くのも、わら焼きの否定に寂しさを覚えるのも同じ心情的な問題。徐々に電子書籍は普及し、わら焼きも少なくなるであろうことを考えると、過渡期の今だからこそ抱く感情かもしれない。

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