冬夏言

 

2017/2/8 水曜日

 

1980年代以降、数々のヒット曲で日本のミュージックシーンを彩り続けているのが杉山清貴▼杉山といえば沖縄のイメージが強く冬夏言子もちょうど30年前、那覇市内のホテルロビーで偶然お会いした。もともとファンであり、それからは親近感すら湧いた。そんな彼の隠れた名曲に「OKINAWA IN MAY」がある▼♪愛する君の街沖縄が日本に返還(もど)った5月の事(こと)(中略)雲を染めてきらめく夕陽(ゆうひ)の海原を…♪ 南国の景色が浮かぶほど美しく、かつ叙情的な詞の曲が大半なのだが、珍しく政治的なメッセージを織り込んだ▼1972年5月15日の本土復帰後も、米軍基地とそれに伴う日米地位協定など政治に翻弄(ほんろう)され続ける沖縄県。楽園的な美しい自然、素朴な県民を守りたい―という杉山の願いがこもる▼国、県が法廷闘争までした名護市辺野古沖の海上工事が始動。米の顔色だけをうかがい、県民と寄り添う姿勢を忘れていることに沖縄は憤っている。10日には米トランプ大統領と初の首脳会談も控える。マティス国防長官の意外なアメの後に強烈なムチが待っていないか不安。

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2017/2/7 火曜日

 

「相撲王国」本県から誕生した人気力士で、現在NHK大相撲解説者として活躍する舞の海秀平さんが母校木造高校のあるつがる市で講演した▼現役時代は「平成の牛若丸」「技のデパート」とも呼ばれ人気を博し、大相撲史上最大の番狂わせと言われた曙戦など大型力士を相手に、身長169センチと小兵ながら奇想天外な発想で勝ち星を積み重ねた▼後輩の死をきっかけに角界の門をたたいたものの、身長が日本相撲協会の新弟子検査基準を満たさず不合格。シリコンを頭に埋め身長を高くして合格をつかんだ。あまりにも有名なエピソードだが、その時の決意と諦めない心を生で聞くと、胸に迫るものがある▼現在、大相撲は“稀勢フィーバー”の真っただ中。東京・両国国技館で行われた日本大相撲トーナメントでも稀勢の里が初優勝を遂げ、新横綱として挑む春場所の活躍に期待せずにはいられない▼しかしながら、本県の小中学生の競技人口減少は著しい。新横綱の誕生と本県出身者のさらなる活躍で相撲ファンが一人でも増え「相撲王国」復活につながることを願いたい。

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2017/2/6 月曜日

 

県の調査によると、2015年度の県内の学校給食における県産食材利用率は、重量ベースで前年度から0・6ポイント増の66・5%となり、過去最高を記録したという▼利用率が増加した主な要因としては、ニンジン、ジャガイモなど重量のある野菜の利用料が増えたこと、県産原料を使った水産加工品が増えていることなどが挙げられる▼県は「攻めの農林水産業」推進基本方針で18年度目標に利用率67・0%を掲げる。利用率は年々増加傾向にあることから、目標達成目前と言えよう▼青森県は全国有数の農業県である。また、三方を海に囲まれており、水産資源も非常に豊富である。県産食材の給食への利用は消費拡大はもちろん、子どもの頃に県産食材を食する機会を増やすことで郷土や農業、水産業に対する関心を高める効果が望める▼さて、農業者や漁業者の高齢化が叫ばれるようになって久しい。県産食材利用率の数字を上げるだけでなく、食材を通して、本県の農業者、漁業者の“職”や“食”に対する思いを伝えることも重要である。それが将来の担い手確保にもつながるはずだから。

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2017/2/5 日曜日

 

「間違いだと思うなら、声をあげることを恐れてはならない」。第二次世界大戦中の日系人強制収容を不当とし、日系人の名誉回復のために闘ったある人物の言葉だ▼日米開戦後、ルーズベルト米大統領(当時)が発令した「大統領令9066号」。それは、日系人の強制収容を示唆していた▼抵抗を示したのが、カリフォルニア州生まれで、日系2世の故フレッド・コレマツ氏。大統領令に背いて逃亡し、逮捕されたことを不当とし最高裁まで争ったが、敗訴。戦後の再審理で、コレマツ氏の有罪判決は無効となり、1998年には大統領自由勲章を授与▼1月30日には、グーグル米国版の検索画面にコレマツ氏のイラストが登場。スターバックスは5年以内に世界各国で難民1万人を雇う計画を発表し、アップルCEOは社員向けに「アップルは移民なしでは存在できない」とメッセージ▼米国同時多発テロ以降、イスラム教徒への差別を憂い、死の間際まで警鐘を鳴らし続けたコレマツ氏。移民大国・アメリカを先導するリーダーにはいま一度、彼の言葉をかみしめてもらいたいと思う。

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2017/2/4 土曜日

 

弘前市内の居酒屋で見つけた、英語や中国語などで書かれた多言語のメニュー。互いに言葉が通じなくとも、指差しでコミュニケーションが図れる▼所変わって、なじみの弁当屋でも最近「大盛りできます」の英語案内を発見。インバウンドの波の広がりに驚くとともに、現場の観光・商工関係者の取り組みが進んでいることを実感する▼観光といえば、“爆買い”など経済的効果の大きさに注目が集まるが、先日、とある講演会で「観光は世界平和につながる」という概念を聞いた。なるほど、確かに他国の地域に足を運び、人に触れ、文化に触れる観光は、根っこの部分で気持ちをつなげてくれる▼一方、国内ではアパホテルが客室に置いた書籍の問題で、中国や韓国が反発を強めており、平和とは真逆な動きとなりかねないのが残念だ▼しかし今年の春節で600万人を超えるとされる中国人海外旅行客の人気旅行先である日本。県内にも今冬、チャーター便で中国や台湾などから多くの観光客が訪れている。良さを知り、この地域を好きになって帰ってもらえれば万々歳である。

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