冬夏言

 

2017/8/20 日曜日

 

連日、球児の汗と涙が列島を沸かせている「夏の甲子園」。一方、ここ弘前市も別の熱き甲子園の舞台となる▼きょう20日は、全国各地の高校生がしのぎを削る「ファッション甲子園」こと全国高校ファッションデザイン選手権大会の最終審査会。17回目となる今大会には40都道府県の126校1605チームから3009点ものデザイン画の応募があり、1次審査を経て24都道府県の35チームのみが最終審査会の切符を手にした▼本県からは、グランプリを2度獲得している常連校・弘前実業高校や、昨大会初出場で準グランプリに輝いた柴田女子高校など6校から7チームが出場。夏休み返上で朝から晩まで針を動かし、自らの持てるすべてを表現した服の完成に向けて汗を流している▼特に、本県高校生にとっては幼い頃から夢見る大舞台。「小学生の頃にテレビで見て憧れた」「これで進路を決めた」など、大きな影響を与えている▼当日はファッションショー形式で行い、出場チームがその感性と輝きを爆発させる。もう一つの熱き甲子園の舞台をぜひ目にしてほしい。

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2017/8/19 土曜日

 

「よく頑張った」。第99回全国高校野球選手権大会を戦い終えた、青森山田高校の球児たちに県民が掛ける言葉は、これに尽きるだろう。県内出身の選手も活躍し、テレビの前で一喜一憂しながら試合を見守った県民も多かった▼本県代表の青森山田が18日、ベスト8進出を懸けて戦ったのは、西東京代表の東海大菅生。試合序盤で大きくリードを許したものの諦めず、好機を生かそうと懸命だった青森山田のナイン。惜しい瞬間もあったが、本人たちが一番悔しかったはずだ▼近年、野球をする子どもたちが減ってきたと言われる。少子化の影響に加え、サッカーなどほかのスポーツを選ぶ子どもが増えた。プロ野球のテレビ中継も、昔に比べると少なくなった▼それでも、甲子園という憧れの舞台に立ち、全力で試合に臨む高校球児たちの姿を、野球好きの小中学生たちがテレビにくぎ付けになって見詰め、夢を引き継いでいる▼あの場所に立つために、彼らは今までどれほど頑張ってきたのだろう。それを思うだけで、大人たちはつい、胸が熱くなるのだ。今年の夏もありがとう。

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2017/8/18 金曜日

 

先日、弘前市が開いた「ひろさき農政会議」で興味深い報告があった。リンゴ生産量日本一とされる同市の基幹的農業従事者は他自治体より平均年齢、年齢構成のいずれも若いという。一方で70~80歳の農業従事者の割合が低く、市側は「(農業従事者が)単純に若いのではなく、早期にリタイアしている」との見立てを示す▼早期リタイアの原因はいろいろと考えられるだろうが、一つに健康面の問題が挙げられる。心身ともに健康でなければ長生きしても働けない。やはり「健康第一」である▼農林水産省が今年5月に発表した、2016年産リンゴの本県の結果樹面積は前年産より100ヘクタール減の1万9900ヘクタールと、1973年産の調査開始以来初めて2万ヘクタールを割り込んだ▼リンゴ生産現場では高齢化や後継者不足のほかに、農作業を手伝う補助労働力が足りない状況に陥っている。今後も日本一のリンゴ産地を維持していくためには、熟練の技術を持つ高齢者の活躍が不可欠と言える▼生産者が健康で長きにわたり働けるよう、健康面の対策を早急に講じる必要があるだろう。

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2017/8/17 木曜日

 

常在戦場―。平和を享受する日本では現在、選挙や企業の経営戦略に関して使われる程度の言葉となった。それが今、本来の意味での緊張を極度に高めている▼度重なるミサイル発射実験に加え、米領グアム島周辺への弾道ミサイル発射計画を打ち出す金正恩朝鮮労働党委員長。この挑発に対し、米トランプ大統領も軍事攻撃をちらつかせて応酬、まさに一触即発状態にある▼朝鮮戦争初期の1950年8月17日、釜山橋頭堡(きょうとうほ)の戦いが繰り広げられた韓国慶尚北道漆谷郡で、多数の米陸軍兵士が朝鮮人民軍(北朝鮮軍)に捕らえられ、2日後までに41人が銃殺されたとされる▼いわゆる「303高地の虐殺」北朝鮮軍上層部の命令ではなく現場の下士官判断とされるが、虐殺は捕虜(ほりょ)の人道的な扱いを定めたジュネーブ条約に違反する戦争犯罪だ。米朝の遺恨の根は深い▼安倍晋三首相は15日の戦没者追悼式で、不戦と平和国家72年の歩みを「不動の方針」とした。自ら意欲を示す改憲の理念が、これに逆行することにはならないか改めて議論が必要。狂気が支配する戦場に国民を再び送ってはならない。

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2017/8/16 水曜日

 

「ねぷたが終わったら秋」。津軽一円ではよく聞く言葉だが、黒石はねぷたが終わってももう少しだけ“津軽の短い夏”が続く▼日本三大流し踊りの一つ「黒石よされ」が15日から始まった。初日は天気にも恵まれて多くの観客が詰め掛け、にぎやかなスタートを切った▼「エッチャホー、エッチャホー」の掛け声とともに、1600人の踊り手がこみせ通りなど黒石の街並みで一糸乱れぬ優雅な流し踊りを披露。観客も途中参加して踊り手と一緒になって踊り出すなど、祭りは大いに盛り上がった▼黒石支社は、メイン会場から道路を挟んで向かい側にある。祭りが始まると交通規制で車の出し入れはできなくなる半面、絶好のロケーションで流し踊りを観覧できるという最高のぜいたくが味わえる。仕事が終わった後に眺めるのが毎年この時期の楽しみだ▼黒石よされ組踊り大賞にロックフェスティバル、大川原の火流しなど、20日までのよされ期間中、黒石では多数のイベントが催され、黒石にとってはイベントづくしの約1週間。市外の人もぜひ一度、黒石の晩夏の盛り上がりを体感してみてほしい。

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