冬夏言

 

2021/9/22 水曜日

 

 「(新型コロナウイルス)ワクチン打ったよ」という人が身近に増えてきた。友人たちが集うインターネット交流サイト(SNS)では「熱が上がってきた」「腕が腫れた」など自身に表れた副反応を随時実況。親しい間柄な分、一層リアルに伝わってくる▼先週、全国のワクチン接種完了率が人口の5割を超えた。本県も全国と同様に、県人口の半数を超える分の接種が行われた▼やっと半分、まだ半分といったところか。もちろん体質的な問題や、自らの意思で接種しない選択をした人もいるが、接種したくてもできない人はまだまだいる。身近にも「まだ予約が取れなくて…」という人も多い▼県はきょうから青森市でアストラゼネカ社製ワクチン接種、25日から弘前など3市で広域接種を行い、県内の接種率向上の加速化を図る▼希望者が接種できるのは望ましいが、接種したからといって感染しないわけではない。ワクチンに期待できるのは感染後の発症予防や、重症化予防だ。接種を終えても基本的な感染対策はしっかり続けたい。

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2021/9/21 火曜日

 

 ハッピーマンデー制度の実施により、2003年から9月の第3月曜日に変更となった「敬老の日」。例年ならば子どもや孫たちの世代が集まり会食を楽しんだり、地域で敬老大会などが催されたりして、長寿を祝う日だ▼だが、新型コロナウイルス感染拡大が続き、感染防止の観点から、施設での面会や人が集まるイベント事は控えざるを得ない▼とはいえ、高齢者の外出や人との交流が減ることで認知症や介護リスクが高まることは、さまざまな研究により知られるところ。高齢者の心身への影響が気掛かりだ▼弘前市は新型コロナの影響で中止になった敬老大会の代替事業として、弘前さくらまつりが中止された昨年の弘前公園内で撮影した“幻の桜”を載せた月めくりオリジナルカレンダーを作った。75歳以上の市民約3万人に贈る▼コロナ禍で外出自粛が続き暗い話題は多いが、掲載した見事な桜を自宅で眺め美しい風景を楽しむとともに、カレンダーが電話などでしか交流できない友人たちと、ほっと心を和ませる話の種になることを願う。

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2021/9/20 月曜日

 

 自民党総裁選の話題が新聞、テレビ、雑誌をにぎわしている。大本命が圧倒する近年の展開と異なり、4氏の乱戦がメディアの関心度にも作用する▼内容は安倍政権以降の路線継承の是非、女性総裁誕生なるか、新型コロナウイルス対策、経済政策、国家観、議員票の読みなどなど▼時事通信の世論調査で、衆院選比例代表投票先に49・9%が自民党を挙げた。菅内閣の支持率33・4%を大きく上回る数字で、報道量と無縁とは言えまい。総裁選一色の傾向を察知し立憲民主党の安住淳国対委員長は「テレビが暴力装置になりかねない」と苦言▼野党には同情するが、以前の与党・民主党の代表選も親小沢(一郎氏)対反小沢の激戦で大騒ぎだった。決選で誰それが上着を脱ぎ投票先を仲間に示唆したとの裏話も記憶する▼国の将来を左右する話題に、メディアも視聴者や読者を意識するのは無理もない。ならば、野党側もメディアをジャックし返す話題を提供しては。消費税ゼロ統一公約化、従来の枠を超越した野党大共闘-。何かしらはできそうだが。

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2021/9/19 日曜日

 

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う県の緊急対策が始まってから3度目の週末。3連休ということもあり、本来なら県内各地の観光施設などでは大いににぎわう様子が見られていたことだろう▼緊急対策によって部活動も中止となったことから、中体連は津軽地方の各地区秋季大会が中止となった。高校は全国大会の予選を兼ねているものがあるため、多くの競技で当初予定の延期を余儀なくされているようだ▼感染拡大により、飲食店では「県外客はご遠慮願います」といった張り紙も見かける▼県は新型コロナで低迷する地域経済の回復に向けて、飲食店を利用したり、県産品を使ったテークアウト料理と県内メーカーの酒を購入したりした場合、食事券や県産品などが当たる各種キャンペーンを11月から展開する予定だ▼つい先日、顔なじみのレストランが8月をもって閉店したという知らせを聞いて驚いた。何度となく足を運んでいた店が閉店するというのは本当に悲しいことだ。新型コロナの一日も早い収束を願うばかりだ。

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2021/9/18 土曜日

 

 家族の誰より早起きし、大人数の朝食の支度。農作業後の隣近所への振る舞いに、ハレの日にはごちそうの支度。料理を作って作って作った昔の女性たちの料理は、素朴でありながら染み入るおいしさ▼日本調理科学会が日本各地の家庭料理約1400品をまとめた「伝え継ぐ 日本の家庭料理」の最終巻が今年8月に刊行され、全16冊が完結した▼「炊き込みご飯・おにぎり」「漬物・佃煮・なめ味噌」などのテーマに分かれた各巻には、なじみのけの汁や甘いいなりずしなどをはじめ、津軽出身の冬夏言子にとっては珍しい、べこもちやけいらんなど、県内他地域の多彩な料理も掲載▼所変われば、気候も取れる食材も営みも違う。エピソードも添えられた全国津々浦々の料理は初見のものも多く、読み物としても面白い▼自身は現代の主婦として「無理しない」をモットーに、忙しければファストフードだって胸を張って使うが、子どもに青森の味を覚えてほしい思いはある。この冬が来たら、じゃっぱ汁から始めよう、と心に決めている。

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