冬夏言

 

2019/1/21 月曜日

 

数えで41歳ということで、今年は前厄。人生のターニングポイントとなる40代をどう生きるかを考える年にしようと思いながら新年を迎えたが、頭に浮かんでくるのは将来への不安でしかない▼前厄は支出や損失、盗難に注意が必要という。インターネットでは「できるだけお金を使わないように」というアドバイスが目立つ。親しい人との縁が切れやすいとされ、人間関係も大切にしなければならないようだ▼一方、前厄は直感がさえ、新しいアイデアがどんどん生まれてくる年とも言われる。年明けから3週間が経過したが、今のところは兆候がない。一獲千金のチャンスかもしれないので、今後に期待したいところだ▼厄年は「役年」という考え方もあるそう。さまざまな役割、役職を与えられる年齢になったことを自覚し、気を引き締めるべきということ。公私問わず、自分がなすべきことを見つけたいと思う▼40代が男性にとって重要であることは間違いない。本厄、後厄を含めた3年間は人生の中間決算期。これまでの人生を振り返りつつ、向上心を持って充実した日々を送りたい。

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2019/1/20 日曜日

 

19日の県内は時折、雪がちらつく所もあったようだが、穏やかな天気だった。今の時期、天気を一番気にしているのは、受験生やその関係者だろうか▼同日朝、弘前大学の文京キャンパスをのぞくと、各高校の先生たちがずらりと並び、のぼり旗や合格祈願だるまを掲げて「自分に負けるな」「平常心で」と受験生たちの不安げな表情を吹き飛ばしていた▼平成最後の大学入試センター試験が全国693会場で始まった。19日から2日間の日程で、今年の志願者は約57万人。志望大学を目指し入試の〝第一関門〟に挑む▼弘前市内のスーパーでは、栄養ドリンクや使い捨てカイロ、カップ麺など受験生応援グッズが並び、受験生の家族が品定め。数日前まで雪に覆われていた試験会場やその周辺は、除排雪が済んでいる。応援態勢は万全だ▼20日の県内は低気圧や気圧の谷が東北地方を通過し夜には冬型の気圧配置に。運が味方したのか、試験中の天気はなんとか持ちそうだ。20日はいよいよ最終日。うがい、手洗い、マスク着用など風邪予防や体調管理には気を抜かず、実力を発揮してほしい。

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2019/1/19 土曜日

 

1月から電車通勤に切り替えた。冬道の車の運転を回避する、冬季限定の措置である。奥羽線弘前―青森駅間は40分から50分といったところか。電車内では読書ができるから案外楽しい時間だ▼ところが何かにつけそそっかしい冬夏言子。しばしば文庫本を忘れる。先日もそうだった。何かないかとバッグを探したら、あったのが2019年版県民手帳だった▼そういえば、県が発行する県民手帳が人気だ―と本紙で読んだことがある。どれどれとページをめくると、本県に関する情報が豊富でなかなか面白い▼1月のページ「旬のさかな」にアンコウ、マダラ、ヤリイカなどと紹介してある。マダラは高いしなぁ。ヤリイカは先日居酒屋で食べたよなぁ―などと読み進むのが結構楽しい▼「ひとこと方言」というのもある。「心地よい…あずましい」「腐る…あめる」「具合悪い…あんべわり」。県人なら当たり前の方言だが、県外の人には新鮮に響く言葉だろう。全国的な高人気もうなずける。「文庫本代わりに県民手帳もありだな」と思いながら、冬の電車内であずましい時間を過ごせた。

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2019/1/18 金曜日

 

昔食べたものを懐かしく感じるのは、年を取った証拠かもしれない▼近年は、はやり廃りが早く“昔の味”に出会うのが難しくなっているが、たまにそういう食べ物に出会うと、子どもの時のとりとめのない記憶がよみがえり、商品のおいしさにプラスの何かが加わるような気がする▼黒石に赴任して1年近くがたった。さすが焼きそばの街。市内に店舗が多いのはもちろん、宴席などでも出る機会が多く、これがまたおいしい▼初めて黒石やきそばを食べた時、なぜか懐かしく感じた。理由は分からなかったが、ようやく思い当たった。太平麺と甘辛いソースが黒石やきそばの特徴だそうだが、弘前の実家近くで焼きそばなどを売っていた店が、このスタイルに近いのだった。具はキャベツのみで確か100円ぐらい。今の黒石やきそばとは比べものにならない素朴なものだったが、妙においしく感じた▼その店はとっくの昔に廃業している。プルーストの小説「失われた時を求めて」に登場するマドレーヌではないが、“昔の味がする”黒石やきそば。そう思って食べると、また格別な味がする。

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2019/1/17 木曜日

 

「坊やよい子だねんねしな~」の歌で始まるアニメ「まんが日本昔ばなし」。その温かみある語りなどを務めた女優の市原悦子さんが12日、82歳で死去した▼市原さんといえば、ドラマ「家政婦は見た!」の主演として上流家庭に潜む人間ドラマをドアの隙間からそっとのぞき込むシーンが代名詞。このほか、多数の2時間ドラマにも出演し、存在感を放った▼「まんが日本昔ばなし」で昔話を覚えたという人は多いのではないか。冬夏言子もその一人だ。市原さんの胸の奥に染み渡るような語り口が今も耳の奥でこだまする▼大ヒット映画「君の名は。」にもヒロインの祖母役の声優として出演。新海誠監督は「僕は『まんが日本昔ばなし』で育ちました。『君の名は。』の収録で初めて市原さんにお会いした瞬間、初めてセリフをいただけた時の感動、披露試写であたたかいお言葉を頂いた時、すべてつい昨日のようです」(一部抜粋)と公式ツイッターに追悼コメントを載せた▼おちゃめな笑顔、温かな人柄がにじむまなざし。また一人、偉大なる女優が黄泉路(よみじ)を渡った。ご冥福をお祈りします。

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