冬夏言

 

2020/2/26 水曜日

「冬なのに寒くないですか」。昨秋から従業員の「ノーネクタイ」を試行している銀行の方と先日、ある会合で一緒になった。先方はもちろんノーネクタイだ。暖冬少雪とはいえまだ厳寒の2月。思わずそう声を掛けてしまった▼実は何カ月か前にも同じ質問をしていた。その時は「寒くなってちょっときついですね」と苦笑いしていたのだが、今回は「もう慣れました」とのこと。おそらく、秋からもノーネクタイで通しているのだろう▼ノーネクタイはダイバーシティ推進の観点からの試行という。多様性を意味するダイバーシティ。服装の自由度を高め、個人の自主性を尊重し、多様性を生かす組織づくりを図るのだと聞いている▼男性の場合、クールビズ以外の季節もノーネクタイにする。それがまずはダイバーシティの第一歩ということなのだろう▼冬夏言子もできればノーネクタイで通したいと思うが、会社の「ルール」もあるし、何よりもこの季節はネクタイがないと首元が寒くて仕方ない。ネクタイの代わりにこじゃれたスカーフでもと思うが、地味な自分に似合うはずもなく…。

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2020/2/25 火曜日

消費者は「こっそり減塩」に気付いたのか否か―。20日付本紙に掲載された、無意識の減塩環境づくりに関する調査結果の記事を興味深く読んだ▼県立保健大学が県の委託を受けて実施。県民生活協同組合で販売している切り干し大根の煮物、ひじきの煮物、きんぴらごぼう、卯(う)の花を減塩し、店頭で告知せずに販売した。その結果、減塩前に比べて2品は売り上げが減少したが、切り干し大根の煮物と卯の花は最大で30%増加した▼県立保健大の吉池信男地域連携・国際センター長によると、ヘルシーメニューや減塩をうたうと商品の売り上げが落ちると全国的に言われているという。薄味を意識して取り入れる人は少数派ということか▼売り上げが伸びた2品は、減塩が消費者に受け入れられたことになる。思えば他の店でも減塩が広がっているようで、市販の総菜を食べて「味が濃い」と感じることは以前より減った気がする▼塩分の取りすぎは高血圧や動脈硬化などを引き起こし、年齢を重ねるほど要注意といわれる。短命県返上に向け、食生活改善の取り組みがさらに広がってほしい。

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2020/2/24 月曜日

 

フロアを埋め尽くす若者たち。人いきれする終演直後の暗がりに興奮の余韻が漂う。来月閉店する弘前市のライブハウス「弘前マグネット」で先日、地元の若者が企画した音楽イベントに足を運んだ▼トリを飾った東京のバンド「GEZAN」。大手レコード会社に属さずDIYの活動ながら、草の根で全国に支持を広げる。社会への忌憚(きたん)ないメッセージと破壊的なサウンド、根底にある弱者へのまなざしとロマンチックな詩情が交錯する▼主催フェス「全感覚祭」も型破り。入場料を投げ銭制とし、趣旨に賛同する農家との協同でフード類を無償提供した試みでは来場者に「食と流通」の在り方を問うた▼若者の選挙離れが叫ばれる昨今、政治を考える際に「まず好きな人の笑顔を浮かべて」と歌う。現代のロックが忘れた社会への批評眼が鋭い▼今回のライブでは、会場へ惜別の言葉を並べる共演者をよそに「思い出づくりに来たわけじゃない。各自の生活に何かを持ち帰り考えるきっかけにして」と訴えた。その願いが届いたことは、終演後の上気した若者の表情が物語っているように思えた。

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2020/2/23 日曜日

全国各地で新型コロナウイルス感染拡大が懸念される中、その影響が広がっている。クルーズ船の集団感染に続き、新たに北海道、千葉、熊本などでも感染者が確認された▼弘前市内のドラッグストアやスーパーなどをのぞけば、いまだにマスクや消毒液の品薄状態が続き、お目当ての商品を購入できないこともしばしば。予防のために、基本的には手洗いやうがいが大切と分かっていても、不安な気持ちは拭い切れないものだ▼ただ、今は受験シーズン真っただ中。25日からは国公立大学の入試、3月上旬には県立高校の一般入試も。保護者や関係者も、頑張る受験生を応援し静かに見守っている▼弘前大学は25、26日に2次試験前期日程を予定し、新型コロナウイルスへの予防対策も含め、準備に余念がない。今回は手に入りにくい消毒液の対策として、消毒液を手作りして各試験室に設置、受験生を迎えるという▼3連休に突入し、受験生は最後の追い込みに入った。寒さが続き、体調を崩しやすい時期だが、体調管理に気を付け、当日は安心して実力を発揮できることを願っている。

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2020/2/22 土曜日

令和2年2月22日。日ごろ徳を積んでいない身ながら、こうも見事に「2」が並ぶと何かいいことがあるのではと期待してしまう。発売中の東京2020協賛ジャンボ宝くじで、今年の運試しといこうか▼2月22日は「世界友情の日」「国際友愛の日」と定められている。ボーイスカウト運動の創始者ベーデン・パウエル卿夫妻の誕生日(同じ日)にちなんだという▼加えて今年からは翌23日が天皇誕生日。何ともめでたく、今年はありがたい3連休にもなった。新型コロナウイルス感染問題が世界中を不安に陥れているが、この苦境を乗り越えた先の令和という時代に、光明を見いださずにはいられない▼毎月22日は夫婦の日でもある。ぞろ目の縁起を担いで、この日を待って11月の「いい夫婦の日」並みに婚姻届を出すカップルも少なくないのではないか。生涯忘れられない記念日となること請け合い▼県内も今冬は記録的な暖冬少雪で、例年に比べて寒さは厳しくないとはいえ、まだ夜には鍋物が恋しい季節。夫婦で家族団らんで、友達同士でもいい。こちらの「フー、フー」もほほ笑ましい。

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