古津軽 鳥居の鬼コ

 

柏木町八幡宮(平川)

2020/6/5 金曜日

 

柏木町八幡宮の鬼コは石で作られていて、色が付いていない。シンプルな石の色に、緑のコケが味わい深い。くるくるパーマの髪に垂れ目が特徴的。
 撫牛子の鬼コをまねて作られたと言われている。もともと柏木町八幡宮の鳥居はすべて石製だったが、1983年に起きた日本海中部地震で倒壊、なぜか鬼コがいる鳥居だけが残ったそう。もしかしたら鬼コが守ってくれたのかもしれない。
 責任役員の相馬渉さんは「コロナが収束して、地域が繁栄してほしい」と鬼コに願いを込めた。
 住所は、平川市柏木町柳田123。

∆ページの先頭へ

月夜見神社(弘前)

 

 赤い体に金色の眉毛とひげ、爪がきらりと光るのは月夜見神社の鬼コ。2年前に塗り直され、虎柄と唐草模様のふんどしは水玉模様に衣替え。また塗り直しを検討中とのことで、水玉が見られるのは今だけかもしれない。
 撫牛子の鬼コと向き合っており、併せて巡るのがお薦め。
 鬼コの他にも、銅板製のしめ縄や樹齢約300年のイタヤカエデも見ものだ。
 岩谷柾三さんら歴代の総代は「今年は宵宮はできないかもしれない。鬼コの力でコロナを収束させてほしい」と語る。
 住所は、弘前市中崎字野脇70。

∆ページの先頭へ

富栄鶴田神明宮(弘前)

2020/6/6 土曜日

 

 鋭い角と牙が怖そうなのは富栄鶴田神明宮の鬼コ。全身が赤く、いかにも「鬼」といった風貌。でもよく見ると、顔は笑っていて優しそう。
 富栄は、外国で柔道を広めた「コンデ・コマ(前田光世)」の出生地で、神社の隣りの敷地内には石像がある。コンデ・コマの出生地と鬼コの神社が隣り同士、関係がないとは思えないが、関わりについて詳しいことは分かっていないそう。
 総代の工藤豊一さんは「鬼コは自分と似て優しい鬼。会いに来て」と冗談交じりに話した。
 住所は、弘前市富栄笹崎126。

∆ページの先頭へ

石川八幡宮(弘前)

 

 思わず「鬼?」と疑問に思ってしまう顔立ちの、石川八幡宮の鬼コ。赤い体に緑の目が目立つが、何よりも口の形が特徴的。なんだか猫のようでかわいく思えてくる。
 鬼コがいる鳥居は当初、神社ではなく一般の家にあったそう。総代の相坂勝弘さんは「今の鬼コが何代目なのかは不明だが、先代の鬼コは残っている」と、新旧の鬼コを並べてくれた。神社を訪れた際、運が良ければ先代の鬼コを見ることができるかも?
 相坂さんは「ルールを守って気軽に来てもらえれば」と話す。
 住所は、弘前市石川寺山62。

∆ページの先頭へ

白山姫神社(弘前)

2020/6/7 日曜日

 

 人間? いやいや鬼です。白山姫神社の鬼コは、髪が生えていて角も牙も小さい。まるで人間のよう。真っ白なふんどしは、おむつに見えてかわいいが、塗り直す前は威厳のある虎柄だったそう。
 境内の石灯籠も珍しく、津軽特有の流派「大石武学流」の野夜燈と呼ばれる造りになっている。白山姫神社の前身である十六善神宮の石碑も残っており、歴史を感じさせる。
 総代の大髙信一さんは「津軽の鬼は人間を助け、恵みを与えてくれる。津軽特有の鬼をいろんな人に知ってほしい」と語った。
 住所は弘前市鳥井野宮本4。

∆ページの先頭へ

Page: 1 2 3