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庭園の眺めが楽しめる露天風呂 |
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稲垣温泉ホテルの外観 |
奥津軽の名湯として知られる稲垣温泉ホテル花月亭。1966年創業、78年に2代目社長が現在の場所に移設した。3代目の片山貴善代表取締役社長は数寄屋造りの特別室を備えた和風別邸「花月亭」を増築。親子3代にわたって名湯を切り盛りし、地域住民や奥津軽を訪れる観光客らをもてなしている。
源泉は50度。館内の床下には源泉の熱を利用した床暖房を施している。源泉が館内をぐるっと巡り終える頃には適温に。大浴場には内湯と露天風呂、サウナを完備。お湯は加水、加温を一切しない源泉掛け流しで、温度は40~42度に保たれている。シャワーも温泉を利用している。
平成に入ってから来館した芸能人は約50人を数え、中には何度も訪れている女優や歌手も。桜の季節やゴールデンウイーク、立佞武多の祭り期間は県外からの観光客で混み合う。近年は台湾、香港、タイなどからの外国人宿泊客も増えてきた。
稲垣温泉の冬の風物詩といえばカラオケ大会だ。今年で42年目となる人気の催しで、毎年1~3月の第2、4日曜日に開催している。出場希望者のエントリーは当日の午前10時半まで受け付ける。観覧者の入館料は600円。
▽メモ
住所はつがる市稲垣町豊川宮川3の4。日帰り入浴の営業時間は午後1時~同7時半。入浴料は中学生以上400円、小学生200円、幼児100円。問い合わせは電話0173―46―2821。
当温泉は源泉掛け流し、無色、透明。ぬるめに感じるかもしれないが、じっくり肩まで漬かれば、上がった後も体はぽかぽか。ご利用をお待ちしています。冬季恒例のカラオケ大会は今年で42年目。半世紀を目指して続けていきたい。最近はアジア圏からの外国人宿泊客が増えている。中には温泉に入らず、シャワーで済ませてしまう若い人たちもいるので、彼らに温泉の良さを知ってもらい、魅力を広めたい。 |