ぶらり津軽の温泉巡り

 

稲垣温泉ホテル花月亭(つがる)=3

2020/1/17 金曜日

 

庭園の眺めが楽しめる露天風呂
稲垣温泉ホテルの外観

 奥津軽の名湯として知られる稲垣温泉ホテル花月亭。1966年創業、78年に2代目社長が現在の場所に移設した。3代目の片山貴善代表取締役社長は数寄屋造りの特別室を備えた和風別邸「花月亭」を増築。親子3代にわたって名湯を切り盛りし、地域住民や奥津軽を訪れる観光客らをもてなしている。
 源泉は50度。館内の床下には源泉の熱を利用した床暖房を施している。源泉が館内をぐるっと巡り終える頃には適温に。大浴場には内湯と露天風呂、サウナを完備。お湯は加水、加温を一切しない源泉掛け流しで、温度は40~42度に保たれている。シャワーも温泉を利用している。
 平成に入ってから来館した芸能人は約50人を数え、中には何度も訪れている女優や歌手も。桜の季節やゴールデンウイーク、立佞武多の祭り期間は県外からの観光客で混み合う。近年は台湾、香港、タイなどからの外国人宿泊客も増えてきた。
 稲垣温泉の冬の風物詩といえばカラオケ大会だ。今年で42年目となる人気の催しで、毎年1~3月の第2、4日曜日に開催している。出場希望者のエントリーは当日の午前10時半まで受け付ける。観覧者の入館料は600円。

 

 ▽メモ
 住所はつがる市稲垣町豊川宮川3の4。日帰り入浴の営業時間は午後1時~同7時半。入浴料は中学生以上400円、小学生200円、幼児100円。問い合わせは電話0173―46―2821。

片山貴善
代表取締役社長

 当温泉は源泉掛け流し、無色、透明。ぬるめに感じるかもしれないが、じっくり肩まで漬かれば、上がった後も体はぽかぽか。ご利用をお待ちしています。冬季恒例のカラオケ大会は今年で42年目。半世紀を目指して続けていきたい。最近はアジア圏からの外国人宿泊客が増えている。中には温泉に入らず、シャワーで済ませてしまう若い人たちもいるので、彼らに温泉の良さを知ってもらい、魅力を広めたい。

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鷹の羽温泉(平川)=2

2020/1/12 日曜日

 

自慢の庭園露天風呂。今の季節は雪見風呂を楽しめる
風情のある外観が特徴の鷹の羽温泉

 平川市の市街地に位置し、趣のある蔵造り風の外観が目を引く鷹の羽温泉。1981年に創業して以来、近隣市町村の高齢者を中心に長く親しまれている日帰り温泉だ。
 泉質はナトリウム塩化物泉。適応症は神経痛や筋肉痛、腰痛、運動まひ、打ち身、捻挫、痔(じ)、冷え性、疲労回復など。大風呂の温度は42度の設定で、シャワーも温泉を利用している。
 庭園露天風呂は、砂利と岩、木々が織り成す情緒的な日本庭園が特徴で、竹の柵と壁も風情を醸し出している。美しい景観を眺めながらゆったりと温泉を楽しむことができ、鷹の羽温泉の自慢の一つでもある。
 大風呂と庭園露天風呂のほか、泡風呂、打たせ湯も備える。家族風呂、部屋付き家族風呂も用意しており、家族団らんで風呂を楽しむこともできる。このほか、30人まで利用可能な大広間もある。
 入浴料金は大人350円、子ども150円、乳幼児60円。家族風呂1時間1000円、部屋付き家族風呂1時間1500円、休憩室付き大風呂800円、カラオケ1日2000円。
 5人から28人までの送迎バス(要予約)も用意している。

 

 ▽メモ
 弘南鉄道平賀駅から徒歩10分。黒石インターチェンジから車で10分。住所は平川市本町村元228の3で、平川市文化センター隣。営業時間は午前6時半~午後10時半。年中無休(臨時休業年2回あり)。電話0172―44―4526。

 

菊池康之
社長

 

 泉質が良く美肌効果が抜群なほか、源泉掛け流しなので清潔に温泉を楽しむことができる。また、温泉から上がった後も体の中がぽかぽかとして温かさが続くので、寒い冬には特にお薦め。
 庭園露天風呂や泡風呂など、さまざまな種類の風呂を用意している。中でも庭園露天風呂の庭園は、前社長で昨年亡くなった妻・律子がこだわって造ったもの。
 ぜひ一度鷹の羽温泉に来て、いろんな風呂を楽しんでほしい。

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ゆだんの宿(弘前)=1

2020/1/11 土曜日

 

開放的な窓からは美しい自然が望める
ゆだんの宿の外観

 多種多様な源泉を持つ岩木山麓。このうち、古くから湯治場として親しまれてきた湯段温泉郷にあるのが「ゆだんの宿」だ。
 弘前市の中心部から車を走らせること約30分。県道弘前岳鯵ケ沢線を鯵ケ沢方面へと進み、右手の嶽温泉郷を過ぎてすぐを左へ入る。ミズバショウ沼で有名な常盤野農村公園のほど近くに、雄大な岩木山頂を望む湯段温泉郷はある。
 その中の一つ、ゆだんの宿は200年を超える歴史を持つ。趣を感じさせる木造のロビーではこの時期、まきストーブの暖かな火が利用客を出迎えてくれる。
 コンパクトながら明るく清潔感あふれる内湯には洗い場が二つ。源泉掛け流しの湯は42度ほどで熱過ぎず入りやすい湯温。男女それぞれに光がたっぷりと届く大きな窓があり、まるで一枚の絵のように裏の林の景観が楽しめる。新緑に紅葉、今は雪景色と、すぐそばに広がる美しい自然が癒やしてくれること間違いなし。
 春には湯段温泉郷付近に咲き誇るオオヤマザクラを目当てに訪れる客も多い。
 湯治、宿泊も受け入れている。部屋付きの日帰り入浴も可能だが、部屋にも限りがあり事前予約がお勧め。 

 ▽メモ
 
住所は弘前市常盤野字湯段萢8。日帰り入浴は午前8時~午後7時で、大人350円、子ども200円(小学生未満は無料)。宿泊は1泊2食付き税込み9500円、湯治は同6200円。年中無休。電話0172―83―2234。

 
女将・柴田知里さん

 昔からずっと来ていただいている方、遠くから足を運んでくださる方ら、いいお客さまに恵まれありがたい限りです。入浴だけの利用も大歓迎。湯の温度も熱過ぎないので子どもも入りやすいです。景色を楽しみにして来る方も多く、気軽にふらりと立ち寄ってもらえればと思います。「なくなったら困る」という声を頂戴することもあります。これからも喜んでもらえるよう、元気なうちはできるだけ長く続けていきたいですね。

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 寒い冬、心も体も温めてくれる津軽地域の温泉を紹介します。この企画は随時掲載します。
※記事中の情報は取材時点のものです。ご了承ください。

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