ぶらり津軽の温泉巡り

 

白馬龍神温泉(弘前)=8

2020/2/7 金曜日

 

白馬龍神温泉の大浴場。成分が堆積してうろこ状になっている床が特徴だ
白馬龍神温泉の外観

 「歩きづらくてすみません!」がキャッチフレーズ。大浴場の床は堆積した温泉成分が固まって、まるで竜のうろこのようになっている。弘前市小栗山の白馬龍神温泉は、とにかく濃い泉質が売りだ。
 1987年創業。同市の朝日会館が3代目として管理運営しており、同社第3営業部の山形浩樹部長によると、夢枕に龍神様が現れたという創業者が、お告げを元に温泉を作ったとのこと。敷地内には龍神を祭ったほこらもあり霊験あらたかな雰囲気が漂う。
 「七色の湯」と言われる温泉。完全自噴のため湯量は日ごとに変わり、無色透明の源泉も空気に触れると変色、その時々で異なる色合いを見せる。ひと頃は、普段濁って見えない浴槽の底が日によって見えてしまうほど、変化の幅が大きかったという。
 泉質はナトリウム、塩化物・硫酸塩泉で、源泉温度は約58度。浴槽の湯は掛け流しを44・3度に加水調整している。熱めの湯に成分の濃さが相まって、体に染み込む熱量が高く、湯上がり後の汗をふくためにバスタオルを2枚持参する常連客も。千枚田のような床は足つぼも刺激。痛みを感じるなら調子がどこか悪い? 湯船のへりを伝うのがうまく歩くこつとか。
 県内随一の広さを誇る家族風呂も人気。大人2人がゆったり脚を伸ばせる浴槽を備えた約10平方メートルの浴室に、4畳半の小部屋付き。人気のため予約での利用を勧めている。

 

 ▽メモ
 住所は弘前市小栗山字芹沢2の1。営業時間は午前6時~午後10時。大人380円(午前8時までは280円)、中学生150円、小学生100円。家族風呂は1時間1室1500円。年中無休。電話0172―88―1250。

 

主任・高木
富美子さん

 なんと言っても「濃い~」温泉。泉質には絶対の自信があります。熱めのお湯にびっくりする方もいらっしゃいますが、「これでなくては」というファンも。湯治にも最適。お客さんからは「3日も通えば膝、腰の痛みがなくなった」という声を聞きます。オリジナルTシャツに書かれた「ばっちゃ、杖忘れでらよ」「わいは! 白馬の湯っこでひじゃかぶ治ってまったもんな!」というやり取りも、あながち嘘ではありません。

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高増温泉 不動乃湯(板柳)=7

2020/1/24 金曜日

 

抜群の湯質を誇る「高増温泉 不動乃湯」。人々の憩いの場になっている
町郊外にある「高増温泉 不動乃湯」

 板柳町の郊外に、地元住民から町外の温泉好きにまで幅広く親しまれている施設がある。「高増温泉 不動乃湯」。源泉掛け流しの湯はとにかく質が良い。体が温まり、肌もつるつるになる「美人の湯」として有名だ。
 「神様からのお告げ」を受けてボーリングした結果、温泉が湧き出たと伝わる。創立約60年。働き盛りの若者は出勤前に、あるいは帰宅後に訪れ、汗を流す。一方、高齢者らも多く来ており、地域住民の憩いの場になっている。
 中に入ると特徴的な「ブーツ型」の浴槽が。奥には「不動乃湯」だけに不動明王の石像が…。なみなみとあふれる湯に漬かれば、湯が体に染み込むような感じがして、あっという間に疲れが取れる。近隣の鶴田町ばかりでなく青森市、遠くは十和田市から訪れる客も。最近は東京や愛知、九州から訪れたとみられる客もいるという。
 浴室やロビーは人々の憩いの場。いつ訪れても明るく朗らかな雰囲気に包まれている。30年以上前から通い続けているという高齢者夫婦は「いつ来ても覚えている顔がいる。ここに来れば、いっぱい友達ができるからね」と笑顔。長く団らんしていられるのは、湯冷めしない湯質のためとみる客も多い。「地元の湯っこ」は多くの人々を引きつけている。

 

 ▽メモ
 住所は板柳町大俵字和田422―3。JR板柳駅から車で15分程度。営業時間は午前7時から午後9時まで、年中無休。電話0172―77―2155。

高増温泉
不動乃湯の安田一誠
店主

 100%源泉掛け流しで、加熱もしていない「まじりっ気なし」の湯。温度は42度程度と特別高くはないが、その分、湯冷めせず、ずっとぽかぽかが継続します。
 ゆっくり長く入れるので、リラックスできる湯です。皆さんにも「疲れが取れる」とよく言われます。
 リピーターが多いのも特徴です。

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大和温泉(平川)=6

2020/1/23 木曜日

 

100%源泉掛け流しの大風呂。温度は高めだが癖がなく愛されている
昔ながらの雰囲気を現代に残す大和温泉

 大和温泉は平川市尾上地区の中心部、弘南鉄道津軽尾上駅から歩いてすぐの場所に位置する。1938年に銭湯として創業、77年に温泉を掘削し現在の源泉掛け流しの温泉銭湯として営業を開始。「ヤマト湯」という名で親しまれ、地元民だけでなく近隣市町村からも訪れる人も多い。創業時から変わらず、昭和レトロの雰囲気を今に残す日帰り温泉だ。
 泉質はアルカリ性単純温泉。適応症は関節性リウマチや神経痛、腰痛、五十肩、打撲、捻挫、冷え性、痔(じ)の痛み、自律神経不安定症、疲労回復など。大風呂の温度は42度ほどとなっている。
 加水、加温をしていない100%源泉掛け流し温泉。常に温泉が湧き出ているため、清潔さが保たれている。温泉独特の匂いがせず癖のない湯。一度温まるとなかなか湯冷めしにくいのも特徴の一つだ。
 大風呂のほか、寝風呂とサウナがある。創業時からほぼ変わらないという館内は昭和レトロの雰囲気が漂い、心身ともに落ち着くことができる。地元民だけでなく市外にも常連客は多い。中には遠方から週1回は必ず訪れる愛好者もいるという。
 入浴料金は大人400円、高校生以下150円、6歳未満60円。

 

 ▽メモ
 弘前から車で30分。弘南鉄道津軽尾上駅から徒歩1分。住所は平川市中佐渡南田1の2。営業時間は午前7時~午後10時。1日と15日は定休日(日曜、祝日の場合は翌日が定休日)。電話0172―57―2852。

 

湯守人
工藤卓輝
さん

 弘南鉄道津軽尾上駅で降りると、ほぼ目の前に看板が見えるほど駅近くにある銭湯温泉。こんな駅前にある100%源泉掛け流しの温泉は県内でも珍しいと思う。
 昔ながらの建物で広くはないが、アルカリ性単純温泉で美肌効果もあり、お客さんからは一度入ると冬の時期でも湯
冷めしにくいと評判の湯。
 ぜひ一度、電車に揺られて訪れて、ゆっくりと温泉を楽しんではいかが。

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グリーンパークもりのいずみ(西目屋)=5

2020/1/19 日曜日

 

浴場ではぬるめと熱め、2種類の浴槽を楽しめる
グリーンパークもりのいずみの外観

 津軽地方に恵みを与えてきた世界自然遺産・白神山地が間近に迫る場所に、ブナの里白神公社が運営する温泉施設「グリーンパークもりのいずみ」がある。静かな山あいの集落に湯煙を上げ、湯治客らを迎えている。
 西目屋村役場から車で約5分。県道28号岩崎西目屋弘前線(通称白神ライン)を白神方面へ進み、津軽十景の目屋渓谷、乳穂ケ滝などを過ぎて村市地区に入ると右手に見えてくる。冬季は湯治場として地域住民らに愛され、春から秋は白神観光の拠点として県内外からの観光客が訪れる。村一番とうたわれる泉質の良さと、同温泉がある村市地区を掛けた「村いちの湯」の愛称で親しまれる。
 柔らかな日差しが差し込む浴場には、41・5~42度のぬるめと、44~44・5度の熱めの二つの浴槽がある。源泉掛け流しの湯はナトリウム・カルシウム塩化物泉で、適応症は神経痛や筋肉痛、関節痛、痔(じ)、冷え性など多数。上がった後も体がぽかぽかしているといい、寒い季節にぴったりだ。
 1時間1000円の家族風呂は体の不自由な人でも安心して利用できる構造で、ゆったりと癒やしの時間を過ごすことができる。湯治、宿泊はもちろん日帰り入浴も人気で、日帰り料金プラス200円で時間内に何度でも入浴、休憩ができる休憩プランもお勧め。

 

 ▽メモ
 住所は西目屋村村市字稲葉213の1。日帰り入浴は午前10時~午後9時で、大人350円、小学生200円(小学生未満は無料)。宿泊は大人4000円、小学生3000円(いずれも消費税、入湯税別)だが、時期によって変わるため問い合わせが必要。年中無休。電話0172―85―3113。

 

西川弘幸
施設長

 湯の効き目がじわりじわりと出てくるのが特徴で、湯治に最適。20年以上湯治に通い続けている方もいらっしゃいます。1996年に開業して以来、主に地元の方に愛されてきましたが、近年では観光の拠点として利用されるお客さまも目立ち、「良い湯だ」と言ってリピーターになってくださる方も多いです。日帰りでのご利用も、県内外のお客さまからご好評をいただいております。ぜひ、日ごろの疲れを癒やしにいらしてください。

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鯵ケ沢温泉・水軍の宿(鯵ケ沢)=4

2020/1/18 土曜日

 

「安東水軍」の船を模した船型の露天風呂
武家屋敷を思わせる鯵ケ沢温泉・水軍の宿の外観

 国道101号沿いにあり、外観は武家屋敷を思わせる「鯵ケ沢温泉・水軍の宿」。天然のタラソテラピー(海洋療法)効果を持つとされる化石海水温泉を有し、はるか古代に地中に閉じ込められた海水がおよそ30万年の時を経て熟成され、湧き出した湯を楽しむことができる。
 塩分濃度が高いことから保温・保湿効果が高く、湯上がりした後もぽかぽかした気分。神経痛や筋肉痛、関節痛、五十肩、運動まひ、関節のこわばりなどに効能があり、地元の人はもちろん、観光客らにとっても人気スポットの一つだ。
 露天風呂は、かつて津軽・十三湊を拠点に活躍した「安東水軍」の船を模した「船型露天風呂」。ここから眺める夜空は、まさに絶景で癒やしの気分に包まれることは間違いない。このほか、熱湯、瞑想(めいそう)足つぼの湯、水風呂、サウナと、さまざまな種類の風呂を楽しむことができる。
 入浴料金は大人450円、小学生150円、幼児60円。宿泊人員は80人で、和室は、露天風呂付き温泉客室「湯久楽人(ゆっくらっと)くらぶ」3室、内風呂付き温泉客室1室を含め全20室がある。食事は予約制で、地元赤石川で捕れたイトウを使った料理が好評だ。

 

 ▽メモ
 青森空港から車で約1時間、JR鯵ケ沢駅からは約5分で、無料送迎もある。住所は鯵ケ沢町舞戸町字下富田26の1。営業時間は日帰りの場合、午前8時から午後9時まで。基本、年中無休。電話0173―72―6511。

 

南雅孝
支配人

 当温泉は「化石海水温泉」と呼ばれ、古代の海水が天然温泉となって湧き出ています。このため、とてもしょっぱく、保温や保湿に優れているほか、湯上がり後にも湯冷めしにくいことが特徴で、天然の海洋療法とも言えます。
 「安東水軍」をイメージした「船型露天風呂」から満天の星空を眺めれば、この上ない癒やしの時を過ごすことができます。石を敷き詰めた「瞑想(めいそう)足つぼの湯」は小石の上を歩くと、足つぼマッサージ効果があります。

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