ぶらり津軽の温泉巡り

 

山のホテル(弘前)=18

2020/3/20 金曜日

 

宿泊・貸し切り風呂用の浴室ははっ水加工の畳敷きにリニューアル
山のホテルの外観

 言わずと知れた、岩木山麓の名湯・嶽温泉にある「山のホテル」。約350年の歴史を持ち、山菜などをふんだんに使った名物の釜飯・マタギ飯でもその名を知られる。
 かつては岩木旅館の名で長く湯治場として愛されていたが、平成に入り建物も新たに、山のホテルとしてリニューアルした。
 嶽温泉の泉質は三大美人泉質の一つと言われる硫黄泉で、肌がつるつるになると評判。また神経痛、冷え性、リウマチ性疾患などにも効果があると言われる。源泉は熱めとぬるめの2本あり、お湯はこれをブレンドした源泉掛け流しで、山のホテルでは42~43度程度に調整。湯冷めしにくくぽかぽかと長く体が温かいのも特徴だ。月1回行われる嶽温泉の「湯花流し」の日に当たれば、普段より濃厚な真っ白になった湯を楽しめる。
 2月末からは、宿泊者と貸し切り風呂用の浴室を畳敷きにリニューアル。浴槽脇に寝転がってお湯を楽しむ「トド寝」ができるほか、保温やすべりにくいという特徴もあり、小さな子どもがいる家族連れにも人気が高い。

 

 ▽メモ
 住所は弘前市常盤野字湯の沢19。日帰り入浴は午前11時~午後3時。大人500円、子ども300円。貸し切り風呂は50分1650円、80分2200円。3月31日までは、浴場貸し切りプラン(マタギ飯定食、アメニティなどがついて1人5000円)も実施中。電話0172―83―2329。不定期の休館日あり。

 

取締役・赤石芳江さん

 日帰り入浴でマタギ飯を召し上がりたい方は、入浴前に注文するのがお薦めです。40分程度炊き上がりに時間がかかるので、お湯から上がった頃にちょうど出来上がります。お食事をされた方は入浴料金が200円引きになります。
 雄大な岩木山と自然、景色を楽しみに来られるお客さまも多く、これから春を迎え、ミズバショウにオオヤマザクラと山はどんどんいい季節になります。ぜひ一度いらしてみてください。

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不老ふ死温泉(深浦)=17

2020/3/19 木曜日

 

沈み行く夕日と「海辺の露天風呂」(黄金崎不老不死温泉提供)
「海辺の露天風呂」と二つの内湯がある黄金崎不老ふ死温泉の外観

 東日本を中心に抜群の知名度を誇る深浦町の「黄金崎不老ふ死温泉」。その名を知らしめているのは、海辺に接した露天風呂、その名もまさに「海辺の露天風呂」だ。天候が良ければ、海のさざ波の音を聞き、水平線に沈む鮮明な夕日を眺めながら、入浴を楽しめる。
 同温泉は、青森市浅虫地区で温泉旅館を経営していた小宮山利三郎氏(故人)が1965年ごろ、海賊が残したとされる財宝を探しに深浦町舮作地区を訪れたことに始まる。金銀財宝は発見できなかったが、温泉という別の“宝”を見つけ、71年に温泉旅館としてスタートした。
 経営しているのは、黄金崎不老不死温泉だが、施設名は平仮名を交えた「黄金崎黄金崎不老ふ死温泉」。「不」が二つ重なるのは縁起が悪いと書家から指摘を受けたためという。
 泉質は「含鉄―ナトリウム―塩化物強温泉」。源泉は下黄金崎温泉と黄金崎温泉の二つあり、後者の方がやや成分が濃い。切り傷や冷え性などに効能がある。
 露天風呂のほか、内湯は本館「黄金の湯」、新館「不老ふ死の湯」。料金は中学生以上600円、小学生300円、幼児無料。

 

 ▽メモ
 車では弘前市、東北自動車道浪岡インターチェンジから、いずれも約2時間。宿泊者対象の送迎バスはJR五能線ウェスパ椿山駅からと新青森駅(冬季のみ、運行日限定)から。住所は深浦町舮作字下清滝15の1。営業時間は宿泊と日帰りで異なるため要確認。電話0173―74―3500。

 

佐藤晃三
営業・執行
役員
総支配人

 当温泉は雑誌では、露天風呂で夕日―と紹介されることが多いのですが、午前中もお薦めです。海と空の青さ、温泉の黄色というコントラストがすごくきれいですから。メタけい酸という美肌成分も非常に多くて、お肌にも優しいです。
 入浴後は、網元ならではの新鮮な魚介料理を食べてもらい、夜はウッドデッキ「星空デッキ」で満天の星空を眺めるという楽しみ方もできます。

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小島旅館(弘前)=16

2020/3/18 水曜日

 

2種類の異なる温度の湯が楽しめる浴室
小島旅館の外観

 350年以上の伝統を誇る弘前市の嶽温泉郷にあり、地元の農家や岩木山の登山客らに親しまれているのが「小島旅館」だ。
 同市の中心部から30~40分ほど車を走らせ、県道弘前岳鯵ケ沢線を鯵ケ沢方面へ進行。「嶽温泉」と書かれた大きな看板を右折すると、硫黄の独特な香りが立ち込める嶽温泉郷にたどり着く。
 その中にある小島旅館は、3階建ての白い建物が目印。250年以上にわたって地元住民や登山客に親しまれている。ロビーには1865年に発行された営業許可証が掲示され、歴史と伝統を今に伝えている。
 酸性が強めの硫黄泉は少しとろみがある感触が特徴。骨や筋肉、肌のトラブルによく効き、傷の治癒も早まるという。松葉づえを突いて湯治に来た客が、入浴後につえを置き忘れて帰ったという逸話もある。
 浴場には二つのひのき風呂があり、入りやすい41度と熱めの43度の湯がそれぞれ掛け流されている。肩まで漬かれば体の芯からじわじわ温まり、疲労回復が実感できる。心と体の両方が軽くなること間違いなしだ。
 日帰り入浴と宿泊を受け付けており、宿泊の場合は事前の予約が必要。基本的に年中無休だが臨時休業することもあるので、利用前の問い合わせを勧めている。


 ▽メモ
 住所は弘前市常盤野字湯の沢20。日帰り入浴は午前10時から午後4時まで。大人400円、小学生200円、未就学児100円(いずれも税込み)。宿泊は1泊2食付きで9000円からだが、冬期間は暖房費として別途料金が掛かる。電話0172―83―2130。

 

代表・
小嶋庸平
さん

 温度と成分が少し異なる2種類の温泉を用意しています。酸性が強めの硫黄泉なので、酸性濃度が高い温泉が好みという方にお薦めです。
 旅館のすぐ近くで、スカイラインへ向かうシャトルバスが発着しております。登山の行き帰りに立ち寄っていただけたら幸いです。
 四季折々の岩木山の風景を楽しみつつ、温かい温泉を満喫してもらいたいです。津軽に古くから伝わる名湯を気軽に楽しんでください。

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ホテルあずまし屋(黒石)=15

2020/3/15 日曜日

 

美肌効果があるとされる板留温泉が楽しめる露天風呂
白とオレンジが目を引くホテルあずまし屋の外観

 青荷、板留、落合、温湯の四つの温泉郷から成る黒石温泉郷。今回はその中から、板留温泉を紹介する。泉質はカルシウム・ナトリウム―硫酸塩・塩化物泉。潤い成分の「メタケイ酸」をはじめ、保湿や保温など美肌に効果があるとされる成分が豊富に含まれているのが特徴の温泉だ。
 板留温泉郷は浅瀬石川のほとりにあり、昔ながらの温泉街の情緒を残す。その板留温泉が楽しめる「ホテルあずまし屋」は、2017年3月にオープン。同市のツガルサイコーが、同年2月に閉館した老舗旅館「岩魚の宿・丹羽旅館」の事業、建物を引き継いで営業を開始した。
 風呂は丹羽旅館の時と同じく、男女とも内風呂と露天風呂の二つで、温度は42度。効能は神経痛、皮膚病、関節痛など。
 日帰り入浴もできる。中学生以上500円、小学生以下300円(いずれも税込み)。
 20日から4月17日までの期間限定で、日帰り温泉プラン(2~5人の申し込みに限る)も実施する。津軽たにかわ愛情牛すき焼き定食の昼食と個室休憩が付いて、1人3000円(税別)。オプションとして浴衣レンタルや利用時間延長(午後6時まで)も用意している。前日までの予約が必要。

 

 ▽メモ
 黒石インターチェンジから車で10分。弘南鉄道黒石駅からバスで25分。住所は黒石市板留字宮下23。日帰り入浴の時間は午前11時~午後3時。電話0172―54―8021。

 

福士拓弥
ツガルサイコー社長

板留温泉は昔から肌を修復する効果があるとされ、虫刺されに効くと言われる温泉。肌をみずみずしくする硫酸イオンや化粧品に使われる潤い成分「メタケイ酸」が多く含まれているので、化粧水パワーの美肌温泉を楽しんでほしい。
 入浴したお客さんからは「ぽかぽかが残る」「肌がつるりとした感じがする」と好評を得ている。宿泊だけではなく日帰り入浴もやっているので、気軽に来てほしい。

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深浦観光ホテル 弁財天の湯(深浦)=14

2020/3/14 土曜日

 

日本海を一望できる「弁財天の湯」の露天風呂。弁天様の像(右)が優しく出迎えてくれる
「弁財天の湯」がある深浦観光ホテル

 深浦観光ホテルは深浦町の岡崎海岸近くにあり、「弁財天の湯」からは雄大な日本海を間近に望み、体を温めることができる。露天風呂はその名の通り、優しい笑みを浮かべた弁天様の像が出迎え、心身ともに癒やしてくれる。
 もともと浴場は施設4階にあり、温泉ではなく沸かし湯だったが、浴場改修と当時の露天風呂ブームを背景に1階に移し、沸かし湯を温泉に切り替えた。2003年5月のオープンから、宿泊客だけでなく、地元住民や県内外からの温泉ファンも多く訪れる。
 温泉名は近くにある「弁天島」が由来。湯はヤブツバキの大群生地として知られるホテル南方の椿山にある「鍋石温泉」を源泉とし、毎日約2000リットルを運び入れて利用している。
 泉質は「ナトリウム―塩化物強塩泉」で、切り傷ややけど、慢性皮膚病などに効能があるという。
 送迎は宿泊客と日帰り宴会の団体客が対象で、温泉のみの場合は利用できない。車で訪れる場合はJR新青森駅から約2時間半、弘前駅からは約2時間、深浦駅からは5分ほど。鉄路で「リゾートしらかみ」を利用すると、弘前駅から深浦駅まで約2時間、普通列車なら2時間半ほど。

 

 ▽メモ
 住所は深浦町深浦字岡崎338の42。営業時間は午前6時~同9時、午後3時~同10時で、年中無休。入浴料金は中学生以上の大人450円、小学生200円、幼児100円。電話0173―74―3511。

 

村上進
フロント
経理課長

 当ホテルの「弁財天の湯」は岡崎海岸に近いことから、雄大な日本海を一望することはもちろん、その景色を眺めながら、ゆっくりと体を癒やすことができます。
 「ナトリウム―塩化物強塩泉」という泉質の通り、塩分濃度が高いので、湯上がりも体がぽかぽか温まり、心地よい気分が味わえます。入浴後はぜひ、日本海沖で取れた海産物を使った当ホテル自慢の海鮮料理をお楽しみください。

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