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青森ヒバを使った大浴場は外に張り出し、内風呂でありながら露天風呂気分を味わえる |
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御仮屋御殿をモデルにした「関の庄温泉」外観 |
弘前藩の表玄関として人々が行き交った平川市碇ケ関地区はかつて、温泉施設が集中していた保養地で、江戸時代には弘前藩主の湯治場の一つとして利用されていた。国道7号沿いに建つ「道の駅いかりがせき津軽『関の庄』」は、参勤交代時に藩主が一泊する御仮屋御殿をモデルに、2005年にオープンした。源泉掛け流しの温泉「関の庄温泉」があり、地元住民のみならず旅の疲れを癒やす場として観光客らにも親しまれている。
低張性弱アルカリ性の単純温泉で、源泉の温度が低いため加温をしているが、源泉掛け流しの温泉で、常に湯や湯船は清潔に保たれている。青森ヒバをぜいたくに使った大浴場は出窓状に張り出した形になっており、内風呂でありながら露天風呂気分を堪能できる造りとなっている。
貸し切り風呂「殿様風呂」も大浴場と同じく青森ヒバが使われ、洗い場も湯船も広々としており、ヒバの心地よい香りを楽しみながらゆったりとした時間を過ごすことができる。休憩スペースは小上がりの畳敷きとなっており、道の駅いかりがせきのレストランが営業中の場合は昼食を取ることもできる。
旅行客や観光客ら、手ぶらで来た人たちも楽しめるよう、貸し出しのバスタオルとシャンプー、リンス、ソープのセットを準備しており、気軽に入ることができる。外には、4月下旬~10月中旬のみ入ることができる足湯もあり、長旅や運転の疲れを取るにはもってこいだ。
▽メモ 住所は平川市碇ケ関碇石13の1。東北自動車道碇ケ関インターチェンジから車で5分。入浴料は大人(中学生以上)400円、小学生100円、小学生未満は無料。貸し切り風呂は1時間1500円。
通常の営業時間は午前9時から午後8時までだが、現在、新型コロナウイルス感染症対策のため変更しており、訪れる場合は事前にホームページや電話で確認を。電話0172―46―9355。
青森ヒバの香りと、肌がつるつるになるのが特徴の温泉で、身も心もリラックスできます。道の駅にあり、JRや高速道路のインターチェンジも近くにあるので、旅行客が疲れを癒やしによく来られます。 |