’19参院選 候補者走る

 

2019/7/9 火曜日

 

  現職、新人の3氏が立候補した参院選本県選挙区(改選数1)。街頭演説などから、支持拡大に奔走する候補者を追った。

 

 

 

 

 

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滝沢候補=上

 

聴衆に駆け寄り、握手を交わす滝沢候補(左)=5日、平川市

 「勝負はこの3区と考えている。3区の皆さんが一緒に戦っていただければ必ず勝てると確信している。ともに戦っていただけますか」―。自民現職で再選を目指す滝沢求候補(60)=公明党推薦=は5日、黒石市で聴衆を前に訴え掛けた。
 八戸市出身の滝沢候補にとって津軽地域での知名度不足は懸念材料の一つ。陣営幹部も「重点的に津軽に顔を出してもらいたい」とし、今回の選挙戦では公示日こそ青森市から上北郡、八戸市を回ったが、2日目の5日は終日津軽地方で訴えを重ね、最初の選挙サンデーとなる7日も弘前市や中、西津軽郡などを駆け巡った。
 精力的に動き回り、マイクを握れば熱く訴えるのが滝沢候補のスタイル。街頭演説の場所に着くとフットワーク軽く聴衆に駆け寄り、そのスピードは時にスタッフを置き去りにするほど。演説では「頑張ります」と高々とこぶしを突き上げ、熱意をアピールする。
 平川市で演説に耳を傾けていた男性(77)は「テレビで国会をよく見ているが、この人は真面目。真面目だと思う」と評価し、同市の女性(76)も「青森県のために尽くしてくれる候補者だと思える。津軽出身でなくても同じ青森県だから応援するよ」と話した。
 どこに行っても選挙戦を支える同志がいることは、滝沢候補の強みの一つだ。街頭演説には地元選出の国会議員や県議、市議、首長らがずらりと並び、津軽地方でも木村次郎衆院議員が互いの父親が県議会の当選同期だとして「長年家族ぐるみのご縁をいただいてきた」と言えば、平川市の長尾忠行市長は「(滝沢氏とは)15年間一緒に県議会の自民会派で政策論争した。政治に対する志と情熱があり、判断力もある候補」と太鼓判を押す。
 参院選の総責任者に当たる自民党の甘利明選対委員長も公示後早々に津軽に入り「全国で行ける所は限られるが、ここ(本県)には必ず来ようと思って日程を組んだ。この人は皆さんの役に立つ」と滝沢候補を評価した。
 各地で激励を受けた滝沢候補は5日、大鰐町内で「私は本当に幸せ者だと思う。素晴らしい先輩方にご尽力、ご指導をいただいて政治活動を進めていることを誇りに思い、この選挙戦を戦い抜きたい」と思いを語った。
 津軽地域の自民党関係者は「津軽にもちょくちょく来ているが、まだ浸透していないところがある」と認めつつ「統一地方選、知事選と顔を出し、活動してきた努力は認めてあげたい。われわれが努力することで、徐々に浸透していくはず」と選挙戦を見据えた。

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小田切候補=下・完

2019/7/10 水曜日

 

山内代表(左)とともに街頭に立ち、聴衆に支持を訴える小田切候補=7日、弘前市

 公示日の4日、立憲民主党公認の新人で野党統一候補の小田切達候補(61)=社民党推薦=は鮮やかな青色のシャツ姿で現れた。報道陣の問い掛けに「立憲カラーなんですよ」と照れくさそうに笑う。陣営のスタッフもそろいの“立憲ブルー”に身を包み、17日間の選挙戦をスタートした。
 普段は上下きっちりしたスーツ姿だが、公示前からノーネクタイの軽やかなジャケット姿で集会に登場するようになった。弁護士であり、真面目な印象が強い本人のイメージを「少しでも柔らかに」という戦略がある。
 街頭では弁護士として弘前市で29年間相談を受ける中、県民の貧困と格差の問題に直面してきたことや、弁護士の仕事では救える人に限りがあり、根本的な問題解決のため、国政への挑戦を決意したことを淡々と語る。
 語気を強めたり、大きく声を張り上げたりする場面は少ないが、それも「本人の持ち味」と立憲県連の山内崇代表。語り口は静かだが、候補者の強い思いや人柄がにじみ出るとして「聞き比べてもらえれば(相手候補との違いが)分かる」と自信をうかがわせる。
 野党統一候補として県内の野党や連合青森、政策協定を結んだ市民連合あおもりなどからの支援も受けるが、そうした面々にも小田切候補の評判は上々。国民民主党県連代表の田名部匡代参院議員は4日、自身の地元八戸市でマイクを握り「(小田切候補の)話っぷりから、真面目で誠実な人ということがよく伝わったと思う。パフォーマンスにはもう、うんざり。今こそ小田切さんのような政治家が必要だと思う」と聴衆に訴え掛けた。
 選挙サンデーの7日には、弘前市相馬地区で、自民党現職で再選を目指す滝沢求候補(60)=公明党推薦=とバッティング。小田切候補はすぐさま駆け寄って滝沢候補と握手を交わし、互いにエールを送り合った。その胸の内を問われた小田切候補は「お互いに同じ目標に向かって走っている同志、という思いだった」と説明した。
 陣営が目指すのは候補者と有権者の距離をできるだけ近づけること。通常の街頭演説に加え、各市町村で集会を重ね、有権者にじっくりと候補者の思いや人柄に触れてもらうことを重視している。
 笑顔を絶やさず、県内を駆け回り「(アベノミクスの)効果を感じていますか」と聴衆に語り掛ける小田切候補。弘前市内で街頭演説に聴き入っていた農業男性(67)は「地元の候補なので期待している。消費増税もあるし、青森のような地方は大変」と小田切候補の訴えに共感した。

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