’19参院選あおもり 政党代表に聞く

 

立憲民主党県連 山内崇代表=3

2019/6/30 日曜日

 

「老後の安心や年金制度などをしっかり取り上げ、議論したい」と訴える山内代表

 ―参院選で有権者に向け、訴える内容は。
 貧困と格差の解消、持続可能な農林水産業や改憲阻止、消費増税の延期などが柱になる。消費税が3%から5%、8%に上がっていく中、行政サービスや社会保障の充実を実感できてきたか。今の政策のありようでは負担だけ増え、安心できる公共サービスになっておらず、消費増税分が国民に本当に還元されているのかを有権者に問い掛けていく。
 ―参院選の争点は。
 2000万円問題でも明らかな通り、今の国民生活とは懸け離れたところで自民党の政策が動いている。老後の安心をどう担保していくか、これは大きな争点になると思う。県民の暮らしにとって身近なことが大事。憲法や年金制度などを一つ一つしっかりと取り上げて、議論をしたい。
 ―政党間の連携態勢について。
 合同選対をつくったことが大きな前進だと思っている。共産党を含めた4党での会議も継続しており、互いにスクラムを組んでやっていける環境をここまで構築できた。あとは実際の活動を通じ、互いの信頼関係をより深めつつ、有権者や県民の皆さんにわれわれの思いや政策を伝えていく。
 ―近年の選挙では投票率が低迷しているが要因をどう見るか。
 若い世代が特に低いというのはあるが、第一義的には政治に対しての関心がまだまだ盛り上がっていない。魅力があり、投票に行きたくなるような政策、候補者を政党は提供していく必要がある。
 ―本県での原発政策についての訴え方は。
 現状、どんどんと原発を増やしていくという環境にはないが、今まで立地自治体は協力しており、従事者の生活もあるので、どうソフトランディングしていくか。単に賛成・反対の議論ではエネルギー問題は片付かない。
 ―立憲公認の立候補予定者、小田切達氏の浸透をどう図るか。
 (弁護士として)実直に、誠実に実務をこなしてきた人なので、一人でも多く会ってもらい、人となりと考えを理解してもらう。

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国民民主党県連代表 田名部匡代代表=4

2019/7/1 月曜日

 

「しっかり連携して戦いたい」と述べる田名部代表

 ―本県選挙区では野党が統一候補の擁立を決め、前回選と同様に野党共闘の戦いとなるが。
 一生懸命やるだけ。前回は非自民勢力が結集して(自身が当選する)結果を出した。今回も5者で合同選対を立ち上げるなど、同じ環境が整った。しっかり連携して戦いたい。
 ―具体的に、どのような連携方法を考えているのか。
 (衆院選の)各支部で選対が立ち上がっている。衆院選も意識しつつ3区は立憲民主党県連代表の山内崇氏、1区は元衆院議員の升田世喜男氏、そして2区はわたしが、それぞれ地域をしっかり固める。
 ―今回の争点は何か。有権者に何を訴えたいか。
 国政レベルでは、本来政治が果たすべき役割を果たしていないこと。森友・加計問題から始まって、不都合な事実はなかったことにするという現政権の体質は、国民をばかにしている。野党議員であっても国民に真実を伝える義務がある。それなのに求める資料は出てこない、求める委員会は開かない。これでは追及しようもない。
 県内については、アベノミクスの恩恵は届いていない。現場は人手不足、後継者不足が深刻化している。これでは経済も成長しない。老後資金が2000万円足りないという将来への不安があれば、消費も増えない。社会保障改革は避けて通れない問題であり、きちんと向き合って、国民に正しい情報を発信すべきだ。年金暮らしでも安心できるよう、抜本的な社会保障改革を掲げたい。
 ―投票率の低下が懸念されている。要因として有権者の政治不信が指摘されるが。
 その通りだ。安倍晋三首相が駄目だと思っても、まとまれない野党に対する嫌気もあるだろう。政党だから、各党が勢力を増やそうとするのは分かるが、非自民票の受け皿が必要だ。一緒に戦う姿を見せないと、政権交代が可能だと思ってもらえないし、期待も高まらない。投票行動が政治を動かすという実感が大事だ。

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共産党県委員会 畑中孝之委員長=5

2019/7/2 火曜日

 

「安倍政権に審判を下そうという世論を高めたい」と話す畑中委員長

 ―今回の参院選の位置付けは。前回選から3年が過ぎたが、現政権をどう見ているか。
 憲法改悪による戦争をする国づくり、景気状況がマイナス下での消費増税を進めようとしているほか、日本政治のモラルを破壊する独裁政治を進めてきた。今回選は「安倍暴走政治にさよなら」の審判を下す選挙にしたい。市民と野党の共闘による大きな力で勝利し、共産党が躍進することで自公を少数に追い込みたい。
 ―「老後2000万円問題」が話題だが、党の考える対応策は。
 (公的年金の給付額を抑える)「マクロ経済スライド」は自動的に年金が削減される仕組み。41歳の夫婦が65歳で年金を受け取るまでに1600万円が削減される。この仕組みを廃止して減らない年金制度を実現し、低年金を底上げして安心できる年金制度にすることが今回選の大きな争点。(実現には)消費税に頼らない財源確保の政策を打ち出す共産党の躍進が必要だ。
 ―自民現職と野党統一候補の一騎打ちの構図が濃厚だ。勝つために、野党共闘はどうあるべきと考えるか。
 野党共闘での勝利は、自民に変わる選択肢として県民から期待や信頼の評価をいただくことが必要。市民と野党が力を合わせ、1票で政治を変えられると思える(野党間の)共通政策を有権者に示し、安倍政権に審判を下そうという世論を高める運動を展開していく。小田切氏の活動や政策を理解してもらえる努力が求められる。
 ―浮動票が多い青森市で票を取り込むための戦略は。
 全県に影響をもたらす県庁所在地で相手候補の得票を上回ることが重要。前回選でも3市で得票を上回り、当選の大きな要因となった。自民党政治や安倍政権に対し「ノー」とする無党派層が多いだけに、政治を変えようとする世論をどれだけ高められるかに懸かっている。青森市には党の県議や市議6人がいる。小田切さんを勝利に導くため、青森市で集会や支持の呼び掛けなどの運動を展開し、併せて比例で共産票を伸ばしていきたい。

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