津軽店先探訪 ちょっとお尋ねします

 

2018/11/26 月曜日

 

  地域の店先をのぞくと、土地の歴史や人々の気質が垣間見える。弘前市内の店先にある見慣れたものをあえて「ちょっとお尋ね」してみると、城下町の風情やハイカラ好きなど、弘前らしさが見えてきた。

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盛かご=1

 

実際に使われる際は造花などを足して、さらに大きく高くなる盛りかご

 通り掛かった県外観光客から「一体何に使うものなのか」と尋ねられることもあるという。弘前市百石町に本店を構える谷萬花堂(高谷武治代表取締役社長)に置かれているのは、地元民になじみの深い盛りかごだ。
 葬儀などで盛りかごを用いるのは一般的だが、縦型に高く盛るタイプは本県特有。「特に津軽では故人への思いを表そうと盛りかごがより高くなったのでは」(高谷萬花堂)。
 葬儀はもともと近所の人々が総出で手伝うことが多く、盛りかごの中の缶詰などが謝礼代わりに渡されるなど、実用的な役割も果たしていたという。

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巨大ジーンズ=2

2018/11/27 火曜日

 

長さ2メートルはあろうかというビッグサイズのジーンズ。店先で一緒に写真を撮る観光客も多いそう

 この巨大なジーンズは何だろう―。「地元の人は見慣れているが、観光客はびっくりするらしい。外国人にも人気」と話すのは、弘前市土手町「ジーンズショップSATO」の店主佐藤正二郎さん(57)だ。
 創業した1950年ごろの弘前ではジーンズの認知度が低かったため、初代店主が特注で設置。通常ジーンズのサイズは50㌅までだが、このジーンズは80㌅。現在2代目で「うちののれん代わり」と佐藤さんは笑う。
 生地の丈夫さに加え、年月とともに風合いが変わるジーンズの魅力をPRしているかのようだ。

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焼酎漬け=3

2018/11/28 水曜日

 

店内に飾られ、薬草酒などを扱っていた昔をしのばせる焼酎漬け

 ずらりと並んだ瓶は何だろう―。山菜加工品などを扱う弘前市常盤野の岩木屋(舘山繁樹代表取締役)では、商品棚の上段に果実や薬草などを漬け込んだ焼酎瓶が並ぶ。30年以上寝かせたものもあるが、あくまで飾りだ。
 薬事法の規制が強化される以前、岩木屋では植物の効能に詳しい津軽の女性たちの、昔ながらの知恵を生かした薬草酒なども扱っていた。焼酎漬けを作った取締役の舘山あい子さんは「嫁いできた時、姑(しゅうとめ)から教わったものもある」と話す。
 「昔の知恵を忘れたくない」と舘山さん。焼酎漬けは、津軽の女性の知恵と手仕事を今も伝えている。

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