'15知事選 候補者走る

 

2015/5/23 土曜日

 

 21日に告示された知事選は、無所属新人の大竹進候補(64)=共産党、社民党推薦=、無所属現職の三村申吾候補(59)=自民党県連、公明党推薦=の一騎打ちとなった。支持拡大に奔走する両候補者の動きを追った。

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大竹候補=上

 

地元での街頭後、笑顔で有権者と握手を交わす大竹候補=21日、弘前市

 「医師として皆さんの命を守って40年。この医療経験を生かしながら、今度は青森県を変え、日本を変えてみたいということで立候補いたしました」
 告示当日の21日午前11時30分ごろ、大竹進候補は、自身が居住する弘前市の駅前で声を上げた。
 医療現場での経験は豊富だが、これまで政治経験はない。青森市役所前での第一声では「言うことを忘れないように」と、手に持った政策項目を書き出したメモに目をやった。
 ただ、県政刷新に懸ける思いは熱い。「医療の中では、小さな医者、小医は病気を治す、中医は人を治す、大医は国を治すと言われます」
 聴衆に“大医”を目指す決意を示し、短命県返上や人口減少対策、農政、経済・雇用対策のほか、反原発・反核燃、安全保障法制反対などの政策を、丁寧に落ち着いた口調で説明。「命を大切にする青森県のリーダー、大竹進をぜひ選んでください」と呼び掛けた。
 青森市内の街頭では、聴衆から「大竹さん頑張って」との声が飛んだ。演説中は表情をあまり変えないが、「激励されると元気が出ます」と笑みをこぼした。
 昨年11月下旬の出馬表明以降、忙しい診療の合間を縫って街頭に立つなどしてきたが、3期12年県政のかじ取り役を務めた現職候補に比べて知名度不足は否めない。特に、現職のお膝元・県南地方での浸透が課題だ。
 22日は平内町、野辺地町、七戸町、十和田市、六戸町、八戸市と、県南地方を中心に選挙カーを走らせた。
 「低所得の皆さんの生活を少しでも豊かにする政策を考えています」「短命県を返上するだけではなく、日本一の長寿県を目指して変えていきたい」。この日は、弱者への経済支援策や医師確保対策などを中心に訴えた。
 ドライバーから手を振られたり、聴衆から激励の声を掛けられたりする場面も。大竹候補の訴えを初めて聞いた七戸町の自営業男性(60)は「話が分かりやすいし、好感が持てる」と評価した。
 “敵地”での思わぬ好反応に、演説に思わず力が入り過ぎたのか、予定の時刻をオーバー。現職候補の地元・おいらせ町での街頭を急きょキャンセルし、大票田・八戸市へと向かった。

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三村候補=下・完

2015/5/24 日曜日

 

告示日に地元入りし、有権者に笑顔で話し掛ける三村候補=21日、おいらせ町

 「今を生きる皆さんの1票、そのお心を与えてください。その1票1票が未来をつくる。たくさんのご信任をいただき、子どもたち、孫たちの未来のために全力で働かせてください」
 「未来創造! ダッシュあおもり」をスローガンに掲げる三村申吾候補。街頭演説では、3期12年の実績をアピールしながら「今を守るために頑張ります。しかし、大切なのは未来。若い人が『青森で頑張れるぞ』という流れをつくった。夢を実現できる古里にしたい」と熱を込める。
 告示日の21日、青森市内で第一声を終えてから向かった地元の上北地区。行く先々で大勢の住民が待ち受け、「申吾ちゃーん」と声が掛かる。選挙カーを降りた途端に「よぐ来てくれだなあ」と人混みに走り寄り、握手したり、抱き合ったりと気さくな姿を見せた。
 生まれ育ったおいらせ町百石町では、攻めの農林水産業、保健・医療・福祉地域包括ケアシステムなど政策をまくし立て「総理大臣にまねしてもらえるようになりました」と聴衆を沸かせる一方、町長時代からを振り返り「(皆さんに)育ててもらいました。国会議員にしてくれました。厳しかった12年前の知事選も勝たせてもらいました」と涙を浮かべた。
 22日は中弘南黒地区を中心に旧市町村単位で遊説。街頭では市町村長らもマイクを握り、良好な関係をうかがわせた。
 弘前市相馬地区では、全国的に知られる相馬村農協のブランド「飛馬りんご」を取り上げ「農林水産業を守っていく、攻めていく上で最高の武器をくれました。相馬の皆さんに感謝したい」と頭を下げ、「だからこそ頑張りたい。また一緒にリンゴを売りに行かせてください」と声を張り上げた。
 県内で最も人口が少ない西目屋村。4年前に同村の小中学生と懇談したことに触れ、「自分の村がすごい好きだと言ってくれた。政治家がなすべきことを教えてもらった」。最大のテーマに挙げた人口減少克服に向け「(西目屋の)子どもたちからもらった言葉を街頭で語り続けている。ここで生まれ、幸せに育ち、夢や希望をかなえられる。そんな青森を一緒につくりたい」と県政継続への決意をにじませた。

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