西北巨木探訪 神さびた古老たち

 

2014/8/8 金曜日

 

  西北五地域ではしばしば、集落の境目に守り神のように植えられた木や、田んぼの中にわざわざ残された大きな木を見ることができる。風雪に耐え、数百年以上生きる樹木に、古来から人々は敬いの心を寄せてきた。寡黙に年月を重ね、圧倒的な存在感を放つ「古老」たちを訪ねた。

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十二本ヤス=1

 

山で仕事をする人々から神木として敬われてきた十二本ヤス

 優れたヒバ材を産出する五所川原市金木町では藩政時代から、林業が地域を支える産業の一つだった。この地域で山に入る人々が信仰してきたのが、樹齢800年以上とされるヒバの巨木「十二本ヤス」だ。
 同町喜良市の山中にそびえる十二本ヤスは、魚を突く漁具「ヤス」のように枝が空へ伸び、周囲のヒバと全く異なる姿で見る者を圧倒する。枝の本数は山の神の祭日と同じ12を保つとされ、今も神木とあがめられている。

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トドロッポ=2

2014/8/9 土曜日

 

住宅地の中でひときわ目立つ妙堂崎のトドロッポ

 鶴田町妙堂崎の一般住宅の庭には、高さ約30メートル、幹周り約6メートルのモミの堂々たる大木がそびえる。樹齢は推定350年。県指定文化財でもある木の通称は、「トドロッポ」。アイヌ語に由来するとされるが、詳細は不明。
 津軽藩による新田開拓の時期に植えられたとみられ、昔は6本並んでいたと伝えられる。一時期元気をなくしたこともあったが、毎年春に肥料を与えられるうちに樹勢を回復した。私有地のため見学は敷地外からのみ。

 

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関の杉=3

2014/8/10 日曜日

 

大きく張り出した枝ぶりが目を引く関の杉

 深浦町関字栃沢にある樹高約35メートル、目通り幹囲約7メートルの県指定天然記念物。江戸時代の民俗学者・菅江真澄の記録にも残されているスギで、推定樹齢1000年。張り出した枝や葉を含めた形が、水がめを伏せたようにも見えるとして、「甕(かめ)杉(すぎ)」との名がある。
 南北朝時代(1338~92年)に周囲に散在していた供養碑(板碑)が近くに集められている。甕杉の由来は「神杉」との説もあり、慰霊と鎮魂の意味合いを持つ巨木。

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