秋蝶(あきちょう)は小型で地味なものが多く、草の花を一つひとつ訪ね回る。厳しい冬への意識があるのだろう。〈延命という弱弱しさ〉は意表を突く把握。彼らは延命を選択し、弱々しさを受け入れた。それが彼らの生き方なのだろうが、自然界の「生きのびる」ためのプログラムは強靭(きょうじん)である。『新青森県句集第27集』所収。