〈朧(おぼろ)〉は春の夜の万象が霞(かす)んで見えること。樹木葬のことをよく見聞きするようになった。色々な葬送の形があることはよいことだ。生き方が多様になった分だけ人生の終末の選択の幅も広がったということか。〈決めて安堵(あんど)〉に作者の安堵感が滲(にじ)み平穏がゆったりと広がる。四人俳句集『尾上・三戸・弘前』所収。